- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
日本酒はアルコールなので劣化しないと思われている方も多いようですが、実はお酒は生き物なんです。賞味期限はありませんが(ビンに記載されている日付は製造年月です)、温度変化や紫外線などの影響を受けることで、品質が劣化してしまいます。
しかし、今の時期は、冷蔵庫に入れなくても日の当たらない寒い場所に置いておくことでお酒の劣化を防ぐことができ、また、出来たての新酒等は時間をかけて飲むことで味わいが良くなります。ただし、一つだけ気をつけなければならないことがあるんです。それは『お酒の残りがビンの半分を切ったら注意が必要』という事です。
お酒の品質が劣化する要因には、先に挙げた温度と紫外線の他に『酸化』によるものがあります。瓶の中のお酒が空気に触れることで酸化して味わいが変化してしまいます。これは、新酒の味わいが円やかになることにも通じることですが、ある時を境に変化のスピードが一気に早くなります。それが、瓶の中のお酒が半分以下になった時なんです。
特に、にごり酒やオリの量が多い物ほど、その変化のスピードは速く、味わいが乗って来るのを待っていたら、いつの間にか、通り過ぎてしまった!なんて、ことにもなりかねません・・。では、どのようにしたら良いのか、いくつかご紹介したいと思います。
一つは、容量の少ない小瓶に移し替える方法です。そうすることで、容器の中の空気の量を少なくすることができます。この時に使う容器は、水のペットボトルでも大丈夫です!次に、同じ銘柄のお酒を注ぎたす方法です。これは同じ銘柄を飲み続ける方にお勧めの方法で、二本の瓶の残量を調整しながら出来るだけ空気の入るスペースを減らしていきます。
そして最後は、飲み頃になったら、早く飲み切る方法です!もったいなくて、ついつい少しずつお酒をとっておきたくなる気持ちも分かりますが、せっかく美味しくなってきたお酒の味わいも、過ぎてしまえば台無しになってしまいます。品質が劣化するとどうなるか、と言いますと、色が黄色く変色したり、蒸れたような臭いがしたり、美味しさが損なわれます。
今一度、ご自宅のお酒の瓶に残っているお酒の分量をご確認ください!大切にとっておいたお酒が、いつの間にか飲み頃を過ぎていたら、これほど悲しいことはありません!
本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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