店主の独り言

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2017.02.06
『今ならでは贅沢な飲み比べ!美智子90&富久心・純米吟醸』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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酒飲みにとっての『醍醐味』とは何か!と考えた時に、色々な種類のお酒を同時に味わうこと、自分のお気に入りの蔵の最高峰の酒を好きなだけ飲むこと、等々、色々とあるかと思いますが、私がお勧めする贅沢な楽しみ方に『垂直飲み』と言われるものがあります。垂直とは、歴史の年表の様に年代を跨ぐことを指し、同じ銘柄のお酒の醸造年度違いの物を飲み比べる事なんです。

日本酒は、出来立ての新酒の時期から熟成を経ることで味わいが変化して行きます。新酒の爽やかな味わいが好きだと言う方もいますが、お酒の真の旨さは熟成された円熟味にあるとされています。通常は、その時々の時期の物を飲みますので、どのくらい味わいが変化してきたのかを感じるのはとても難しいことだと思います。

もし、新酒の物と熟成された物とを同時に味わうことができるとしたら、どうでしょうか?出来たての時の香りや味わいが一年たってどのように変わったのか、自分の舌で実際に味わい、お酒の成長を実感することができるのです。

それが今回、嬉しいことにその機会に巡り会う事が出来ました!正に、今、この時期でしか出来ない贅沢な飲み比べが出来るお酒をご紹介したいと思います。地元の茨城県を代表する若き造り手として、熱い注目を浴びている、十王町の椎名酒造さんと結城市の結城酒造さんの代表銘柄でもある『富久心・純米吟醸原酒』と『富久福・michiko90』の搾りたて生原酒と火入れ熟成の生詰め原酒を楽しむことができます!

向かって右手が今年の新酒で、左手の物が一年熟成したお酒です。今年の『富久心・純米吟醸原酒』は、オリを絡めたものを試験的に詰めました。味わいの堅い今の時期はオリを絡めることで、香りを引きたて味わいをふくよかにしてくれる効果があり、それが発揮されたお酒になりました。また『富久福・michiko90』は酒米のレベルを上げたことで、さらに旨味と力強さが増したように感じます。もちろん、杜氏の技術が上がったのは言うまでもありませんけどね・・・。

普段であれば、今年のお酒を飲んで、美味しいね!いい出来だね!で終わってしまうところですが、お酒の完成形とも言われる熟成したものを味わう事で、そのお酒の持っている本来の姿を感じることができると思います。実は、そこにお酒を楽しむ本質があると思っていますが、そのことに関しては、後日改めてお話ししたいと思います。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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