皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

今や当店のオリジナル日本酒の中でも不動の人気を誇る『富久心・純米吟醸原酒』の新酒が遂に出来上がってきました。毎年、この時期は生の状態でビン詰めして頂いているのですが、今年は無理を承知で『おりがらみで詰めて頂けないか？』とお願いしたところ、なんと！造って下さいました。

蔵元の椎名酒造さんとは、今から６年前に先代の社長さんの時にお付き合いが始まりました。その後、社長は他界され、現在は杜氏でもある息子の健二郎さんが引き継ぎ、素晴らしいお酒を醸し続けています。今回ご紹介するオリジナルのお酒、通称『キナセ・スペシャル』は先代の社長さんとの話し合いの末に誕生したお酒なんです。

初めて蔵元へ伺った時には、御挨拶を交わすくらいのつもりで行ったのですが、話が盛り上がってしまい、気がついたら辺りは真っ暗、６時間以上も話し込んでしまっていたんです！その後も何度かお伺いしては、色々なお話をさせて頂きました。そうして、気心が通じ合ってオリジナルのお酒を造って頂ける運びとなったのです。

椎名酒造さんのお酒のラベルは、見ての通り、筆文字の手書きで書かれています。当初は、簡易の文字でラベルを作って貰うつもりでいましたが、社長の計らいで地元の書道家の方に書き下ろしていただきました。その話を聞いたときには、嬉しくて心の底から感謝の気持ちがわき上がってきました。

その後、年を重ねるごとに少しずつ数量を増やしていただけるようになり、今では、春先には無濾過生原酒を詰めて頂き、夏以降は一度火入れをした『生詰め原酒』を蔵元にて熟成させたのちに出荷して頂いています。そして、今年から『無濾過生原酒おりがらみ』を数に限りはありますが発売させて頂けることになりました。

おりの絡んだ無濾過生原酒は、ほのかな香りを漂わせ、柔らかな口当たりと上品な甘みがバランスよくまとまり、さらりとした綺麗な後口が楽しめます。蔵元の温和な人柄が反映されている、柔らかな優しい味わいをお楽しみください。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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