店主の独り言

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2017.02.12
『うらざかり2017、ファースト・リリース！』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

『うらざかり』の2017シーズンがスタートしました！記念すべき第一弾は、シリーズ最高峰の酒質をもつ『純米吟醸・生原酒うすにごり』です。岡部酒造様の６代目と出会い、色々な事を話していくうちに、地元産の酒米や酵母への思いが強いことを感じていました。そんな蔵元が思い抱く味わいを形に出来たならばどんなに素晴らしいのだろう～！という事で生まれたお酒です。

蔵元様の代表銘柄でもある『松盛』の裏バージョンという意味で『裏松盛』略して『うらざかり』となりました。季節感を大切にした、その時々の旬の味わいを楽しんでいただけるような物であったり、今まで造ってこなかったような新しい試みの物を、この銘柄で紹介していきたいと思っています。

今回の『うらざかり』は、蔵元の夢でもあった地元、常陸太田産の美山錦を55％まで磨いて醸した純米吟醸の本生原酒です！しかも、今回は『うすにごりバージョン』となっています。香りと旨味を更に引き出すための、こだわりの黄金比『酒97：3オリ』でビン詰めしています。見た目はうっすらと霞んで白く見えますが、飲んでみると全く違和感がありません。

また、パーッケージには『松盛』さんのイメージカラーでもある『グリーン』を基調にデザインしました。シンプルな白地のラベルには松盛の文字を反転させ、瓶の色よりもほんの少しだけ濃い緑色の文字を使う事で、遠目に見ると文字の部分が抜けて見える視覚効果があり、爽やかな味わいを連想させてくれます。

肝心の味わいは、清涼感のある食中酒と言ったところでしょうか！派手すぎない穏やかな香りがほのかに立ち上り、口に含んだ瞬間はスッキリとしたシャープな印象です。その後飲み進めていくと、上品な旨味と芳醇なコクがゆっくりと広がって行くのを感じます。ついつい、いつまでも飲んでいたくなるような余韻の長い旨味が楽しめるお酒です。

造り手の思いが詰まったお酒には、味わい以上の旨さがあると思っています。特に、このお酒の場合は、栓を開けて３日目からが勝負だと思っています。日に日に成長するお酒の味わいを見守りながら味わうのも、これまた、酒飲みの楽しみの一つだと思っています。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。