店主の独り言

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2017.02.21
『甘味と酸味と脂の微妙な関係を考えてみた』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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春一番が過ぎたと言うのに、今日はとても寒すぎる北風が吹き荒れ、店の前に飾ってある看板が、何度となく倒され、遂に店の中に避難しました。最近は、比較的暖かな日が多かったせいか、今日の足元からじんわりと伝わる寒さは身体に応えますね~

さて、今日は、先日開催したお酒の会の中で感じたことについて少しお話ししたいと思います。それは『甘味と酸味と脂の関係性』についてです。先日の会の中では、色々な種類の日本酒を飲み、それと同時に様々な味わいの料理を頂きました!日頃から日本酒と料理の相性を色々と試していますが、これほど沢山の日本酒と料理を同時に楽しめる機会はそうそうありません・・・。

その中でも、今回改めてその相性の良さを再確認することが出来た物を、いくつかご紹介したいと思います。日本酒の味わいを構成する物には『甘味』『酸味』『旨味』等がありますが、料理の酸味や脂と一緒になるとどのように感じられるのでしょうか?

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例えば、今回頂いた『サーモンのサラダ』は、脂ののったサーモンと酸味の利いたドレッシングのかかったレタスのサラダです。これには、さっぱりとした軽めの味わいながら甘みのある『純米大吟醸・横山五十』を合わせてみると・・・ドレッシングの酸味と日本酒の酸味と甘みがバランスよくまとまり、サーモンの脂を綺麗に洗い流してくれました!

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マリネや甘酢漬けなど、酸味と油を持った料理には、甘味があって軽やかな飲み口のお酒を合わせることで、お互いに良い所を引き出してくれると思います。また、『ハラミステーキのポン酢添え』には『天吹・大吟醸・冬色』を合わせてみました!甘味がありながらも後口のキレの良い『冬色』はしっかりとした肉の脂と酸味の利いたポン酢の味わいに良く合いました。

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また、噛みしめる度に溢れだす肉汁のコクと旨味には、同じく濃厚な旨味(甘味)とすっきりとした後口の酸味を持つ『花泉・純米大吟醸・一ロ万』が抜群の相性の良さを見せてくれました!

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そこで、私の結論といたしましては・・・今回の様な『酸味や脂のある料理』には、『甘味』と『酸味』のバランスがとれたお酒を合わせることで、双方の良さを引き出してくれる、とさせていただきます!お酒選びの参考にしていただけると幸いです。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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