店主の独り言

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2017.03.09
『水戸が発祥の酵母、M-310を知ってますか?』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今日、3月9日は『サンキューの日』という事で、日頃から心の中で思っている感謝の気持ちを言葉に出してみる良い機会だと思います。そして、明日の3月10日は、『3(ミ)10(ト)』の語呂合わせから『水戸の日』なんですが、多分、水戸市民しか知らない記念日だと思います(笑)

また、水戸の郵便番号も『310(ミト)』なんですよ~。どれだけ、語呂合わせが好きなんだと言われるかもしれませんが、実は、日本酒の世界にも、この『310(ミト)』が名前となっているものがある事をご存知でしょうか?そこで今日は、水戸にゆかりのあるお酒の話をしたいと思います。

それは、日本酒造りには欠かすことのできない『酵母』です。実は、清酒用の酵母には様々なタイプがあって名前の代わりに番号で識別されています。有名な所では熊本県の香露酒造で発見された『9号酵母』や長野県の真澄で知られる宮坂醸造の『7号酵母』、等があります。そして、水戸の明利酒類で発見されたのが『10号酵母』で、発見者の名前から『小川酵母』や『水戸酵母』等と呼ばれています。

水戸に住んでいる方でも、明利酒類さんから『10号酵母』が誕生した事を知らない方も意外と多いんです。そして、その明利酒類さんから新たに開発された酵母が『M-310酵母(サンイチマルコウボ)』と言われるもので、吟醸酒造りに於いてとても人気が高い酵母なんです。この『サンイチマル』と水戸の『310』が繋がっていたなんて『トリビアの泉』ものですね~!

その『M-310酵母』で造られたお酒の中から、本家本元、明利酒類さんの『猫八・吟醸生』をご紹介したいと思います。原料米には茨城県産の美山錦を50%まで磨き、『M-310酵母』を使って醸した純粋茨城のお酒で、華やかな香りとスッキリとした口当たりが楽しめます。当店のオリジナルラベル『猫八』も華やかさを演出してくれています!

水戸の偕楽園では梅の花が満開となり見頃を迎えています。水戸の日に、梅の花を愛でながら、水戸生まれの酵母で造ったお酒を味わう!のも、酒飲みの粋な楽しみ方かもしれませんね・・・。週末の11日には、ライトアップされた夜の梅も観ることができますので、暖かい恰好でお出かけ下さい。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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