皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

茨城を代表する冬の味覚と言えば『鮟鱇(あんこう）』ですが、今では『西のフグ』に『東のあんこう』と言われるような高級魚となっているので、地元に住んでいてもそうそう口にできるわけではありません。そんな、鮟鱇の代表料理と言えば『あんこう鍋』に『鮟肝』が思い浮かびます！

今回、遠方から友人たちが水戸へ観光にやってくると言うので、せっかくならば茨城の味覚を堪能してもらおうという事で、『あんこう鍋』を食べることにしました。私が子供のころは、鮟鱇の身と酢味噌がセットになった『アンコウの共酢』というものが、近所のスーパーなどで安価に販売されていて、お父さんの酒の肴として食卓に度々登場していましたが、今では、スーパーで見かけることはなくなりました。

今回は、和食の名店『旬・創・ぜん・成美』さんへお連れして、あんこう鍋を中心とした旬の味覚が味わえるコース料理を頂きました。前菜として運ばれてきた二品は、春の息吹を感じさせてくれる見た目にも楽しめる美しい彩りです。アサヒの生ビール『熟撰』でゆっくりと春の宴席がスタートしました。

続いて運ばれてきた『お造り』は、春を告げる魚『サヨリ』を中心とした6点盛りの酒呑みには嬉しい豪華版！炊き合わせや鮟肝などにも職人技が盛り込まれ、繊細な味わいを楽しみました。こうなっては、日本酒が欲しくなってしまいます(笑)もちろん、茨城を代表する地酒『渡舟・純米吟醸』と『霧筑波・吟醸生』をグラスで頂きました。残念ながら、私はこの日は運転手でしたので、ノンアルコールビールで我慢です。

そして、待ちに待った『あんこう鍋』が登場！　肝と味噌が溶かれた鍋とてんこ盛りの鮟鱇の身に、一同テンションが上がって、大撮影会となりました(笑)女将さん自ら造って下さった鍋の味は、ぷりぷりとした鮟鱇の身と、濃厚なスープが絡み合い、それでいてくどくない旨味が口の中に広がります。最後は、鍋の定番、雑炊にして綺麗に頂きました。

私にとっては、久しぶりのあんこう鍋でしたが、みどりさんは『初あんこう鍋』という事もあって、最初は警戒していましたが、最後は『コラーゲンでお肌がツルツルになっちゃうかも・・・』と、ご満悦の様子でした(笑)鮟鱇の旬もそろそろ終わりだそうですので、水戸にお越しの際は、是非、お試しください。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

旬・創・ぜん・成美様
水戸市千波町1284-1
029-243-5888
定休日：水曜日

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