店主の独り言

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2017.03.18
『飲み頃の追跡調査!信濃錦レトロラベル、咲耶美あらばしり、うら松盛うすにごり』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今年の酒造りもいよいよ終盤戦、甑倒しを迎える蔵元も多く、もうしばらくすると皆造(かいぞう)をむかえて今季の酒造りが終わります。『甑倒し』(こしきだおし)とは、その言葉通りに酒米を蒸す甑を倒すことで、蒸米の作業が終わるという事を意味しています。また、『皆造』とはその年の酒造りが終わりを意味しています。

私の店に入荷してくる新酒の種類も一頃に比べて大分少なくなりました。毎日、山の様に入荷してきた時が懐かしく思える今日この頃ですが、気になるのは、それらのお酒の味わいが今どのようになっているかです。入荷したての頃の若かった味わいが、時間の経過と共にどのくらい良くなってきているのかが気になるところです!

そこで今回は、『あのお酒達は今どうなっているのか?』と題して、気になる3種類を飲み比べてみたいと思います。いずれも、当店の人気銘柄で、発売当初から沢山の方々にお買い求めいただいてます。しかし、入荷時に飲んだ時には、まだまだ全体的に荒く、香りや味わいが薄い印象で、本来の力が発揮されていませんでした。

あれから1ケ月、どのように変貌を遂げたのかがどうしても気になって仕方がなかったのです(笑)まずはじめに『信濃錦・レトロラベル』から頂きました。口に含んだ途端、大きな飴玉を含んだ時のような凝縮した甘みを感じ、上品な酸味と共にさらりとした後口が楽しめる、本来のレトロラベルが目覚めました。

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続いて、『咲耶美あらばしり』を頂きました。ほのかに感じるガスの爽やかさと軽快な酸味、華やかな果実の香りがバランスよく織り交ざった味わいは、さらなる進化を期待させてくれます。ますます、咲耶美から目が離せなくなりました!そして、最後は『裏松盛り・うすにごり』です。こんなにも素晴らしいお酒になったのかと、自分の舌を疑うほど、香りや味わいの甘みが醸しだされてきています。オリをからめた効果が、今になってようやく花開いたのだと思いました

新酒は若い状態で出荷されてくるので、まだ味が硬いだろうと分かっていても販売せざる得ないのが現状です。と、その場合は、ゆっくりと飲んでください(育てて飲んでください)とお願いしてお売りしていますが、買われた方は、私が今味わっているこの味を楽しめたのだろうか?酒屋として考えるところである・・・。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『今年の新酒を飲み比べてみた!』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/12/15/201612-article_15-html/

追記しました11月11日 『ブラックニッカ・ブレンダーズ・スピリットの魅力を探る』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/11/02/201611-article_2-html/

『群馬泉の熱燗とモツ煮込みは最高です!』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/11/26/201611-article_26-html/

『お酒の学校を始めます』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/05/25/201505-article_3-html/

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