店主の独り言

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2017.03.19
『ワインの味わいの表現について思う事!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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暖かくなってくると、ワインをお買い求めになる方が多くなるような気がします。かくいう私も、ちょっと陽気が良くなると、ついついワインを飲んでしまいます。ビールを飲むほど暑いわけじゃないれど、春の日差しに誘われてちょっと清涼感が欲しくなってくるこの季節は、スパークリングワインがちょうどいい飲み口です。

また、3月は移動や退職に伴う贈答品の需要が多く、プレゼント用のワインを探しに御来店下さる方も多くなってきます。そのようなときに、良く聞かれるのが『ワインの味の説明は難しくて、分かりにくいんですよね~』というものなんです。専門用語やカタカナの言葉が多くて、どんな味わいなのか想像するのが難しいのだと思います。

香りや味わいを言葉で表現するのはとても難しい事です。しかし、形式的な物のたとえであったり、業界の専門用語や専門書に書かれているような表現では、かえって難しくしてしまっている場合もあると思います。相手に伝わっていなければ、どんなに専門的な言葉を並べても意味がありません。

例えば、白ワインの味わいを表現する時に『洋ナシやカリンのタルト』と言った表現が書かれていても、実際に食べたことが無い人にはサッパリ見当もつきませんが、『清涼感のある爽やかな甘み』であれば、何となく想像がつきます。他にも、赤ワインの味わいを表現する際に『フランボワーズやラズベリーを思わせる』であれば、『酸味の利いた軽めの味わい』の方がしっくりくるし、『腐葉土の香り』よりも『芳醇な樽の香り』の方がイメージしやすいと思います。

以前は、微妙な?表現も結構あって『馬小屋の干し草の香り』や、『朝露に濡れた落ち葉の香り』、中には『猫のおしっこの香り』なんてものもありました。都会に住んでいる現代人には、日常では感じることの無いものばかりです。私も、ワインの勉強を始めたころには、香りの専門書を参考に色々な勉強をしましたが、実際に嗅いだことの無い香りの場合だとなかなかイメージできませんでした(笑)

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今こうして、お客様とお話しさせて頂いていると、専門的な表現や用語を並べ立てるよりも、如何にして相手の方が想像しやすい表現でワインの味わいを説明することの方が大切だと感じています。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

『ワインを保存・管理する時に気を付ける事とは!』
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『お酒の学校を始めます』
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