皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

春は芽吹きの季節、冬の間地中に隠れていた虫たちも少しずつ地上に顔を出し始めます。昨日の真冬のような寒さとは一変し、今日は太陽の暖かな日差しが降り注ぐ穏やかな一日となりました。空気はまだまだ冷たく感じますが、陽のあたっている室内にいると眠気に襲われてしまいます(笑)

その太陽を名前に付けたワインがあります。フランス語で大いなる太陽を意味する『ソレイユ』と名付けられたワインは、山梨県山梨市でぶどうの栽培からワインの醸造までを一貫して行っている『旭洋酒』さんで造られています。佳いワインは、佳いブドウからとの思いを胸に、自社畑のブドウから造られるワインには、飲み手の心を暖かく解きほぐす魅力が詰まっています。

今回は、その『ソレイユ・シリーズ』の中から、自社畑産の欧州種を主体とした品種をブレンドして造った『ヒクモ・シリーズ』の二種類を飲み比べることにしました。ちなみに、『ヒクモ（HIKUMO）』とは、畑の益虫とされる『クモ』と、大いなる太陽（SOLEIL）をモチーフにして、『ヒクモ（陽蜘蛛または陽雲）』と名付られました。

太陽の陽の光に照らされたオレンジ色のクモ巣に一匹のクモをあしらった、とても可愛らしい愛嬌のあるラベルデザインだと思います。まずはじめに、ヒクモ　ルージュ2015の『ピノ・ノワール＆マスカット・ベリーA』から頂きました。樽熟成した自社畑のピノ・ノワールと完熟マスカット・ベリーＡを約2：1でブレンド。鮮やかなルビー色と共に、軽やかな甘い香りが立ち上り、口に含むとプチプチとした軽やかな酸味が広がってきます。

続いて頂いた、ヒクモ ルージュ2015の『シラーズ＆メルロー』は、山梨市自社畑産のシラーズ53％とメルロー47％で造られています。抜栓したての時には、軽めの渋味と甘味のある香りだけだったのが、時間の経過と共に、力強いコクと旨味を醸しだしてきて、濃厚な果実の旨味と芳醇な香りが楽しめました。

ワインのお供は、毎度おなじみのお惣菜です(笑)。翌日に、改めて飲み直してみましたが、両者とも味わいが崩れることなくしっかりとした輪郭を保っていたのにはビックリしました！それも、ひとえにブドウ畑からしっかりと手を加えてきたからだと思います。常々、お酒を味わうたびに、お酒には造り手の人柄が表れる！と、思っています。まだ造り手にはお会いしたことはありませんが、今回の『ソレイユ』からは、ブドウ畑やワイン造りに対する情熱と暖かな気持ちが感じられました。お会いするのが楽しみです！

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

ヒクモ･ルージュ2015（シラーズ＆メルロー）720ml　2,484円　生産本数 1581本

ヒクモ･ルージュ2015（ピノ・ノワール＆マスカット・ベリーA）720ml 2,484円
生産本数863本

『今年の新酒を飲み比べてみた！』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/12/15/201612-article_15-html/

追記しました１１月１１日　『ブラックニッカ・ブレンダーズ・スピリットの魅力を探る』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/11/02/201611-article_2-html/

『群馬泉の熱燗とモツ煮込みは最高です！』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2016/11/26/201611-article_26-html/

『お酒の学校を始めます』
liquor-shop-kinase.co.jp/contents/2015/05/25/201505-article_3-html/

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