店主の独り言

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2017.04.22
『奉献酒と奉納酒の使い方の違いとは!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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『五月晴れですね~!』そんな言葉が似合う、爽やかな天気の週末となっています。今日も水戸では、茨城県酒造組合主催による『日本酒の新酒をきく会』や、街中の飲み歩きイベントなどが行われていて、沢山の方々が街に繰り出しています。このようなイベントの時などは、お天気が良いことに越したことはありませんが、何としてでも晴れて欲しい時ってありますよね!

例えば、運動会や遠足などは、お天気次第で開催が危うんだり、楽しさが半減してしまいます。そんな行事の中でも、特に晴れの日を願う行事と言ったら家を建てるときに行う『地鎮祭』や『上棟式』等、人生の節目となる大切な儀式です。また、『お宮参り』や『初詣』などで神社へお参りする際も、晴天を願うのは誰しも同じではないでしょうか!

その様な神事を執り行う際になくてはならないものが『日本酒』で、以前、ブログの中で様々な行事にお勧めの『縁起の良い名前』のお酒をいくつかご紹介させて頂きました。そこで今日は、日本酒に付ける『熨斗紙に書く言葉』についてお話ししたいと思います。

先ほど例に出した家を建てる際にまず行う神事に『地鎮祭』と言うものがあり、この時に使うお酒の『熨斗紙』には『奉献』と書き入れます。奉献とは、『神仏のほか上の人に献上の姿勢を崩さずに相手に捧げる』という意味が込められており、これから家を建てる土地を清める神事の際に、神様に捧げるお酒が奉献酒なんです。

また、この『奉献』と似たものに『奉納』というものがあります。地鎮祭には奉献酒を使いますが、『奉納酒』はどのようなときに使うのでしょうか?皆様が、神社へお参りに行った時などに神殿の中に並んでいるお酒の熨斗紙には『奉納』と書かれている物を見たことがあると思います。奉納とは、『日頃の感謝の念を込めたり、自身の幸せを意図して相手に捧げる』ということから、神様へ捧げるお酒には『奉納』の熨斗紙をつけます。

まとめると、『地鎮祭』の時には『奉献』と書き、『安全祈願祭』などの時に神様へ捧げるお酒には『奉納』と書いた熨斗紙を付けるのが良いでしょう。ただし、『奉納酒』に『奉献』と書いても差し支えないそうです。普段の生活の中ではあまりなじみのない『奉献』や『奉納』と言った言葉ですが、いざという時のために知っておくとよいのかもしれませんね。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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写真のお酒は、山形県の杉勇酒造さんが造る、超辛口の純米酒『赤福助・キモト純米酒』1.8L 2,700円(税別)です!

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