店主の独り言

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2017.05.31
『日本酒の賞味期限について!』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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連日の30度近い暑さに、遂に私も半袖のシャツに着替えて仕事をしています。明日6月1日から衣替えを行うところが多いと思いますが、毎年この時期になるといつから夏物に切り替えたらよいのか迷ってしまいます。日本酒の世界でも、夏酒の入荷が最盛期を迎え、春物から夏物への切り替えで、店内の日本酒冷蔵庫も衣替えの真っ最中です(笑)

これだけ暑くなってくると、お酒の保存場所、保存方法に悩まれるお客様が増えてきます。
冬の間でしたら、『生』の酒も冷蔵庫に入れなくても、陽の当らない寒い所に置いておけたのですが、外気温が20度を超えようになったら、冷蔵保存が必要になってきます。

そして、もう一つ気になるのが『お酒の賞味期限』です。『開栓したら、どのくらいで飲み切れば良いですか?』そもそも『お酒に賞味期限ってあるのですか?』というようなご質問をよく頂きます。先日開催した蔵元座談会でも同じようなご質問を頂きましたので、今日はお酒の栓を開けてから飲み切るまでの期間についてお話ししたいと思います。

まずはじめに、お酒には賞味期限はありません。瓶に印字されている日付は、瓶詰された日、または蔵を出荷した日です。お酒には様々なタイプや種類のものがあり、それらの性質や性格によって、それぞれ飲み切るまでの期間が変わってきます。一般的にはお酒の栓を開けたら、冷蔵庫保存で二週間くらいで飲み切るのが良いでしょう!

その時に注意したいのが、瓶の中のお酒の残量です。お酒が減った分、瓶の中には空気が入り、お酒が酸化して味わいが変わってしまいます。お酒の残量が半分以下になると酸化のスピードが速まるので、その際は、容量の小さな容器に移し替えるなりして、お酒の酸化を防ぐのをお勧めします。また、『にごり酒』や『おりがらみ』のお酒は、濁った部分が多いほど味わいの変化が速くなります。つまり、にごりの多い物ほど早めに飲み来る必要があります。

しかし、新酒の時期等は、むしろゆっくりと飲み進めることで、味わいが良くなることもありますので、あくまでも一つの目安としてお考えください。私も常日頃から、最後の一滴まで美味しく飲んでいただきたいと思っていますので、お買い求めいただいたお客様一人一人に対して、お求めいただいたお酒の飲み方や楽しみ方、等のご説明を出来る限りさせて頂いています。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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