店主の独り言

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2017.07.21
『甕壺仕込みと木桶蒸留器の無双蔵で懐かしい方に会いました!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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それでは、『蔵元訪問弾丸ツアー九州縦断の旅』に話を戻したいと思います。鹿児島上陸後、最初の訪問先は先日の稿でお話しした『マルス津貫蒸留所』でした。その後、一路鹿児島市内へ向けて車を走らせました。途中に地元の名物『ざぼんラーメン』を堪能した後に伺ったのは、当店の人気芋焼酎『もぐら』を造っている『さつま無双』さんです!

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さつま無双さんの会社は、錦江湾沿いにあり目の前には片側3車線の産業道路が通っています。広々とした敷地の中には、本社以外に観光売店や鹿児島銘菓の『かるかん』工場もあり、その一角に手造り焼酎蔵の『無双蔵』が建っています。さすが、交通の要所だけあって、観光客を乗せたバスが次々とやってきました。

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今の時期は焼酎造りが休みという事で、蔵の中はひっそりとしていましたが、大小30以上の甕壺が並ぶ蔵の景色は壮観です!製造を担当する『大浦さん』が焼酎造りの工程に沿って丁寧に案内してくれ、酒造りの最中では立ち入ることのできない『麹室』にも入らせて頂きました。甕壺の中を洗う時の大変さ(一つずつ甕の中に入って手で洗うんだそうです!)や、蒸留の時の注意点など、実際に造っている方から直接お話を伺う事が出来とても有意義な時間を過ごすことができました!

甕壺仕込みと並ぶ『無双蔵』最大の特徴が、蔵の中心に置かれた『木桶蒸留器』です。通常は、金属製の物を使いますが、ここでは敢えて昔ながらの木製の蒸留器を使って焼酎を造っています。味わいの円やかな物ができる反面、メンテナンスがとても大変だそうで、3年に一度の間隔で入れ替え無ければならず、今年がその時期になるそうです!

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当日は生憎、杜氏の『和斎さん』にお会いすることはできませんでしたが、偶然、蔵の様子を見に来ていた、前杜氏の『淵脇さん』にお会いすることができました。当店の人気芋焼酎『俘(とりこ)』の生みの親でもある淵脇さんは、現在は、酒造りのアドバイザーとして無双蔵に関わっているそうで、久しぶりに会って昔話に花が咲きました(笑)

それにしても、この日は気温が35度と特に暑かったので、空調の無い蔵の中はまるでサウナ状態でした!それでも、額に流れ落ちる汗を拭きながら、丁寧に説明してくれた大浦さんや淵脇さんには、頭の下がる思いです。次回は、焼酎の造りを行っている時に是非お邪魔したいと思います。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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