店主の独り言

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2017.07.22
『鹿児島駅前で唯一の酒蔵、相良酒造さん!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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鹿児島蔵めぐりの最後の訪問先は、鹿児島市内で唯一の造り酒屋でもある『相良酒造』さんにお邪魔しました!鹿児島駅からほど近い大通り沿いに面した蔵元では、10代目の相良博信社長と奥様が出迎えてくれました。片側3車線道路の交差点にあるため、車の出し入れにはちょっとしたコツがいるそうです。

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創業は1730年と古く、当時の島津藩にもお酒を納入していたそうで、鹿児島の歴史を見てきた由緒ある蔵元様です。街の発展と共に郊外への移転も考えたそうですが、敢えて、創業の地での酒造りを続けています。早速、担当の若松さんと相良社長に蔵の中を案内していただきました。

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限られた敷地に建つ仕込み蔵の中は、作業導線を考えたコンパクトな造りとなっていました。ちょうど今の時期は、これからの焼酎造りに向けて、様々な改装が行われています。中でも一番大がかりなのが、芋の蒸し器の入れ替え作業で、入り口が狭くて搬入出来ないために、蔵の屋根からクレーンで吊るして設置するそうです。他にも、駐車場を製品倉庫に改装したりと、蔵の中は工事現場さながらです(笑)

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また、新しい造りに向けて貯蔵タンクを空ける為に、蔵の中には、ビン詰めされたお酒が至ることろに置かれていていました。相良酒造さんでは、焼酎造りからビン詰め、ラベル貼りの作業に至るすべてを手作業で行うために、今のうちから始めておかないと酒造り本番に間に合わなくなってしまうそうです。タンクの中には、これからビン詰めされる『俘(とりこ)』の36度の原酒があり、とても良い香りを放っていました!

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このような原酒をビン詰めする際に行う工程が『濾過』と言われるもので、一般的には数時間から一日位で行ってしまう所を、相良酒造さんではその何倍もの時間をかけてゆっくりと行う事で、焼酎本来の旨味と香りを残しているそうです。その様なちょっとした作業一つを見ても、蔵元の芋焼酎に対する思いの深さを感じることができました。また、手動のビン詰め機を動かしてくれたり、栓を付けたりラベルを貼る作業を再現してくれ、一本のお酒ができあるがるまでの大変さを実感しました。

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相良酒造さんを代表する銘柄と言えば『相良』や『俘(とりこ)』ですが、今年の夏には『相良十代目』の就任記念酒が発売されます。蔵元を維持してくことは、とても大変な事だと思いますが、これからも現在の地で酒造りを続けてくれることを心から願っています。最後に、蔵元の近所にあるさつま揚げの名店『早崎屋』さんに自宅用に宅配をお願いしてきました。 大のさつま揚げ好きのみどりさんの一番お気に入りのさつま揚げなんです。さつま揚げが届いたら、もちろん合わせるお酒は俘です。楽しみです~。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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