店主の独り言

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2017.07.24
『創業300年の地元に愛される蔵元、繁桝さん!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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蔵元訪問弾丸ツアー『九州縦断の旅』の二日目は、福岡県八女にある『繁桝』の醸造元である高橋商店様へお伺いしました。最初の訪問地、鹿児島から人生初の九州新幹線を乗り継いで、八女市の最寄駅、『筑後船小屋駅』で降りました。鹿児島も35度の猛暑でしたが、八女も負けないくらいの暑さの中、常務の田代さんが車で迎えに来てくれてました。

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のどかな田園風景の中、車で15分程で蔵元に到着しました!休日にも関わらず、蔵元では中川社長が出迎えて下さり、挨拶もそこそこに早速、敷地の中を案内してくれました。広い敷地の中には、創業当時から残る木造造りの仕込み蔵と、鉄筋造りの大きな冷蔵倉庫などが点在し、近代設備と歴史の詰まった素晴らしい蔵であることが一目で感じられました。

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『繁桝』の高橋商店様とは先代の社長様の時から10年以上のお付き合いをさせて頂いていおります。酒質の高さと縁起の良い名前から私の店でも人気の銘柄なんです。また、毎年、必ず水戸までお越しくださっていたこともあって(しかも八女から車を運転して!)、今回は何としてでもお伺いしたいと思っていました!

繁桝さんの年間製造石数は、現在約2,500石(1石は一升瓶100本)と、地方の蔵元としては大きな方ですが、驚くことに、その半分以上が人口6万人の八女市で飲まれているそうです。そして、残りが九州で消費され、本州に出回るのは僅か10%くらいだそうです。しかも、八女にはもう一つの酒蔵があって、地元の方たちはどちらか一方のお酒しか飲まないのだそうです。八女の人達は地元愛にあふれた方たちなんだと、感心しました。

また、八女の街には沢山の飲食店があって、人口に対する飲食店の割合は国内でもトップクラスだと言うのですから、それだけの量のお酒が消費されるのも納得できますね(笑)これほどまでに地元に愛されてきた蔵元も、1717年創業から今年で300年の節目を迎えるそうで、これから先も長く地元の方々に飲み続けられることと思います!

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今まで色々な蔵元様にお邪魔してきましたが、繁桝さんの仕込み蔵はその中でも特に歴史の古さを感じることができる立派な造りでした。その蔵元では、今の時期は『梅酒』と『奈良漬』造りの最盛期を迎えていて、仕込み蔵の中には梅酒を付けたタンクや奈良漬の詰まった桶がいたることろに置かれてました。それでは、いよいよ酒造りの中枢に入りますが、今日は話が長くなってしまいましたので、この続きは明日お話ししたいと思います。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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