皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

真夏のような暑さの中、今週は来月から出荷が本格化する秋のお酒『ひやおろし』の発注作業に追われています。お盆を前後してお取引のある蔵元様からは、続々と『ひやおろし』のご案内状が届いていて、専用のファイルがパンパンに膨れるほどたまってしまったので、昨日からせっせと注文のFAXを送っているのですが、道半ばといった状態です（笑）

昨日だけでも20蔵ほどに注文を出しましたが、それでも未だ、蔵元様からの『ひやおろし』の案内状は止まることなく届いてきます。しかも、『ひやおろし』の発売時期は年々早まる傾向を見せ、数年前までは『10月1日の日本酒の日』だったのが、『9月9日の菊の節句』へとなり、今では『8月15日の旧盆』を境に蔵元からの出荷が始まる始末です！

最近では天候も季節はずれの感がありますが、季節を愛で旬味わう日本酒の世界だけでも、秋を感じながら楽しみたいと思うのですが・・・。しかしながら、そんな悠長なことを言っていては、いざ！お酒を仕入れようと思ったときには、もう品切れしていることがありますので、早めに蔵元へ連絡しないといけないんですよ～！

今や、『搾り立て新酒』や『夏酒』など、季節のお酒の中でもっとも蔵元が力を入れているのが『ひやおろし』で、種類、販売量共に群を抜いていると言っても過言ではありません。東京などの大都市では、毎週のように展示会や試飲会が開催されており、酒屋さんはそこで吟味して仕入れる商品を決めたりしています。

そこで、今年の『ひやおろし』にみられる傾向についてお話ししたいと思います。例年ですと、一つの蔵元で一銘柄だったのが、今年は二銘柄、三銘柄のひやおろしを発売するところが見受けられます。中身のお酒が違うのならともかく、中身は同じでラベルだけが違うものがあったりします。秋限定を大きくうたったものと、控えめに記載しただけの物など、蔵元の苦労が見て取れます。

ちなみに私の店では、日頃からお付き合いのある蔵元様からの案内状を頼りに、いつも通り、もれなく注文するようにしています。その結果、山のような商品が一気に入荷してきて、『誰がこんなに頼んだ？あっ俺だった・・』と、自分で自分につっこみをいれてしまう始末です（笑）さぁ～て、大分隙間が目立ってきた日本酒冷蔵庫の整理をした後は、残りの蔵元様にも『ひやおろし』の注文を早く入れないといけませんね・・・。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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