皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

今年の残暑は厳しいなぁ～、と思っていたら、9月の声を聞いた途端、肌に感じる風もグッと涼しくなったように感じます！今までは薄手の毛布一枚でしたが、そろそろ掛布団を引っ張り出さないと、風邪をひいてしまいそうです(笑)そんな、秋の訪れとともに、今年の『ひやおろしシーズン』が本格的に始動しました！

私の店では、今シーズンは20以上の蔵元様から50種類を超える『ひやおろし』が入荷してきます。楽しみ半分、ちょっと怖いような気持ちのなか、ついに今週から入荷が始まりました。『ひやおろし』の出荷時期は蔵元様によってまちまちですが、9月1日の出荷と9月9日『菊の節句』に合わせて出荷するところが大半なので、今週から来週末までは、怒涛の勢いで蔵元渾身のひやおろしが続々と入荷してきます。

そこで、今日までに入荷してきたものの中から4つの蔵元様の6銘柄の『ひやおろし』をご紹介したいと思います。秋の代表的な花と言ったら『秋桜・コスモス』です。花酵母の名手として知られる、佐賀県の天吹酒造さんが、コスモスの花酵母で仕込んだ『天吹・純米・コスモス酵母』は、ラベルのデザインも鮮やかな紫色で、穏やかな香りと柔らかな旨味が楽しめます。

次に、宮城県気仙沼の角星さんからは『水鳥記・特別純米ひやおろし』です。海の男たちにも愛される切れの良い後口は、旬の魚介類との相性も抜群です。同じ宮城県でも内陸にある川敬商店さんからは二種類が登場しました。代表銘柄の『黄金澤・山廃純米』は、地元産酒米『ひとめぼれ』で仕込まれ、しっかりとした酸味が持ち味です。一方の『橘屋・雄町』は、蔵元杜氏自慢の逸品で、穏やかな旨味と力強いコクがバランスよく感じられます。

最後は、山形県の杉勇酒造さんのひやおろし二種類です！『杉勇・純米あきあがり』は柔らかな飲み口と芳醇な旨味を持ちながらも、すっきりとした後口が楽しめます。紅葉があしらわれたラベルが見た目にも秋らしさを感じさせます・・・。そしてもう一つが『杉勇・雄町生酛純米原酒』です。第九回雄町サミット歓評会において、『優等賞』を受賞した、冷で良し、燗で良しの逸品です。芯のあるしっかりとした味わいに上品な果実の香りと膨らみの酸味が調和しています。

様々な秋味覚が登場してくるこれからの季節、味の乗った『ひやおろし』と一緒にぜひお楽しみください。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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