店主の独り言

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2017.10.21
『お燗酒の世界!其の一、熱燗を一杯』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今日はあいにくの雨模様ですが、水戸の中心部にある水戸芸術館前広場では、茨城県内30の蔵元様が一堂に会した日本酒と食のイベントが開催されています。お天気が良ければ、キリリと冷えた日本酒が美味しく感じられるところですが、今日のような天候の中では、温かい『お燗酒』が欲しくなってしまいますね~!

そこで今日は、これからの季節にぴったりの『お燗酒』についてお話ししたいと思います。『日本酒のお燗』と言うと、なんだか難しそう~!とか、めんどくさいんだよね~!といったような言葉を耳にします。熱燗、ぬる燗など温める温度によって、お燗酒の呼び名がかわるのもさらに難しくしているようです。実際にお燗酒を飲もうと思っても、何度くらいで飲むのが美味しいのか?どのようにして温めたらよいのか?などの問題にぶつかってしまいます。

一口に『お燗酒』と言っても、その味わいは実に様々で、軽やかな飲み口に物からしっかりとしたコクのあるものまであり、お手頃価格のものもあれば、大吟醸クラスのものもあります。また、同じお酒でも、温める温度によって味わいが変わってくるなど、奥行きの深さを感じます。

私も寒い時期にはよくお燗酒を飲むのですが、外に出かけた時などは、はじめの一杯目にお燗酒を飲むようにしています。そうすることで、身体の芯から温まり、胃腸の動きも良くなり食が進み、食べるものが美味しく感じられるような気がします。駆けつけ一杯はビールからという方が多いと思いますが、私の場合は、お燗酒から始まって、ビールで締めくくる、といった感じでしょうか(笑)

ところで、皆さんがイメージする『お燗酒』と言うと、やはり『熱燗(あつかん)』ですよね!日本酒業界では、50度くらいが熱燗で、45度くらいのものを『上燗(じょうかん)』と呼びますが、私は45度から50度くらいまでの物を『熱燗』と考えても良いと思っています。他にも、55度以上のものを『飛びきり燗』などと呼んでいますが、お酒の美味しさを楽しむなら、45度くらいまでで、あまり熱くしすぎない方が良いかと思います。自宅で温める時には電子レンジでチン!するだけです。牛乳の温めボタンが丁度よい温度に仕上がりますよ~。その際には、忘れずにラップをしてください。

お燗酒界の帝王?と言われる群馬県の島岡酒造さんが造る『群馬泉』は、『熱燗』にするとさらにその旨さが際立ってきます。味わいのしっかりとした焼き肉やもつ焼き、焼きそば、などとの相性もよいので、冬の食卓に欠かすことのできない一本ですね!また、意外かもしれませんが、燗冷ましも旨味が凝縮して癖になる美味しさなんです。次回は、『ぬる燗&人肌燗』についてお話ししたいと思います。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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