店主の独り言

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2017.11.02
『蔵元訪問パート2.富久心!』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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岡部酒造さんを見学させていただいた後、次は日立市(旧十王町)の椎名酒造さんに向かいました。岡部酒造さんから椎名酒造さんまでは、約1時間、山越えのくねくねと曲がる道を通ります。今回は孝之さんの運転の練習を兼ねながらの蔵元訪問でしたので、孝之さん、初めての山道です。しかもこの日は台風接近のあいにくの雨でしたので、初めて山道を運転するには、かなり悪条件でしたが、慎重に運転し、無事に椎名さんに到着しました。

椎名酒造さんでは、若き杜氏の健二郎さんと社長でもあるお母様が出迎えてくださいました。事務所では早くもストーブが置かれていて、同じ茨城県内でも水戸との気温差を感じました。真冬にはマイナスの寒さになるそうです。その寒さがお酒造りにはとても大切なんだそうですが、水も氷るほどの寒さの中、素手で米を洗ったりする作業はどれほどのご苦労なのかと、お話を伺って改めて思いました。

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椎名酒造さんでも蔵の中を案内していただきました。岡部酒造さん同様に、酒造りを順を追って一つ一つ丁寧に説明してくださいました。中でも一番印象に残ったのが、『ヤブタ』という機械を使って行う酒を絞る工程です。機械を使って絞るのですが、その機械にセットする何枚もの板に、布袋のようなものを一枚ずつ手作業でセットするのだそうです。

準備を初めて搾り終わるまで順調に進んでも約5時間。途中でホースが詰まってしまったり等のトラブルと起きると10数時間もかかってしまうことも多々あるのだそうです。
酒造りすべての工程を健二郎さんほぼ一人で行うというお話を伺い、そうやってご苦労の末、生み出される『富久心』のお酒を自分たち酒屋も大切に心を込めて売らなくてはいけない!と感じました

当店で販売させていただいている商品は、日本酒も焼酎もワインも、そしてウイスキーもほぼすべて蔵元様から直接お取引させていただいています。お取引を始めるにあたっては、蔵元を訪問させていただき、蔵元様も当店に足を運んでくださって、お互いを知るようにしています。そしてお取引を始めてもできるだけ蔵にお邪魔して、蔵の様子を拝見させていただき、生の声を聞かせていただくようにしております。

普段私たちが売っている商品は、『この場所で、この人が、どのような思いで造っている』と知ることで、私たちもその商品に対する思いも深くなりより一層大切に販売しなくてはと、気持ちが引き締まります。椎名酒造さんお忙しい中、ありがとうございました。
新酒を楽しみに待っております(^^♪

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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