- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!
今年最初の蔵元訪問は、地元茨城県の結城市にある結城酒造さんへお邪魔してきました!結城酒造さんが造る『結(ゆい)』と『富久福』は近年その味わいの良さから徐々に人気が高まり、当店でも地元茨城県を代表する銘柄に育ってきています。
結城酒造さんは蔵の歴史が長く、現在の仕込み蔵をはじめとした建物は文化財の指定を受けるほどですが・・・その分、修復などができずに、不自由な環境のもと日々酒造りに励んでいます。現在は、社長の浦里昌明さんと奥様の美智子杜氏、そして昨年から加わった弟さんの三名で酒造りを行っています。
お伺いしたその日もとても寒く、仕込み蔵の中の温度計はナント!3度でした。酒造りは寒さとの戦いでもあり、その寒さが素晴らしいお酒を産み出してくれるのです。そんな厳寒の蔵の中では、社長のお母さんが洗い物をしていました。蔵元の井戸水(16度)で手を洗ったところほんのりと温かく感じ、ホッとしました(笑)
この日は大吟醸の仕込みの真っただ中で、大変忙しい最中にもかかわらず、酒造りの現場を初めて目にする孝之さんのために、酒造りの工程を丁寧に説明して下さいました。中でも印象に残ったのは美智子杜氏の『挑戦の酒』として造っている低精白米で仕込んだ『michiko90』の苦労話でした。以前のブログでもご紹介したように低精白米での酒造りの難しさは並大抵ではありませんが、結城酒造さんのお酒がどうしてこんなにも綺麗な味わいになるのかが分かったような気がしました!
その一つの理由が、原料米を洗う『洗米』の作業にあったんです!低精白ではない酒米は通常、すぐに綺麗な状態に洗い上がるけれども、低精白米はお米を磨いていないために何度洗っても水がきれいにならないのだそうです。その結果、通常の三倍もの時間と労力をかけて丁寧にお米を洗っているそうです。他にも、お米に水を吸わせる『吸水』を工夫したりするそうで、その結果雑味のない上品な味わいに仕上がるのだそうです。
今シーズンから導入した新しい冷蔵庫や地元の特産品『桐』で作った麹箱等を見せて頂き、またラベル張りの大変さ(1枚ずつ手張りです!)や、これからのお酒造りのことなどを伺わせていただき、話は尽きることなく、あっという間に時間が過ぎてしまいました!今回、実際にお邪魔したことで、結城酒造さんの酒造りの大変さと蔵人たちの酒に対する熱い想いを感じることができ、私たちも今後ますます頑張ってお酒のすばらしさをお客様に伝えていこう!と、気持ちを新たに帰路につきました。この後は、『結・備前雄町』が出来上がるそうなので、もうしばらくお待ち(雄町)下さい(笑)
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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