店主の独り言

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2018.02.26
『酒粕は白いものだと思っていませんか?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!

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今日は、今巷で何かと話題の『酒粕』について話をしたいと思います。数年前から『酒粕』や『甘酒』の効能について、様々なメディアが取り上げており、昨年は空前の『甘酒ブーム』でしたね。最近では某公営放送の情報番組でも、毎日数グラムの酒粕を摂取するとお肌がプルプルになる・・・と紹介され、『酒粕』がまた脚光を浴び始めてきました!

以前、ブログの中でも『一口に酒粕と言っても、ピンからキリまであるんですよ~』!とお話ししたことがあります。と言うのも、搾られるお酒の種類やランクによっても、出来上がる酒粕の香りや味わいが明らかに違ってくるからなのです。

一般的によく見かける酒粕は、板状の固いものですが、吟醸酒の様なランクの高いお酒の酒粕はしっとりと柔らかく、ほんのりとクリーム色をし、出来立ての酒粕はバニラのような甘くフルーティな香りを残しています。しかしながら、最高級(大吟醸・純米大吟醸)のお酒の酒粕の中には、茶やグレー、黒い斑点が出ているものがあります。これらは総称して『黒粕』と呼ばれています。

大吟醸などの華やかな香りを持つ酒を造る時に使う『種麹』の影響で、華やかな香りの代償としてこのような色になってしまうんだそうです。
一見すると、カビているとか傷んでいるように見えて誤解を受けてしまうため、、産業廃棄物として処分されているのだそうです。酒粕のランクとしては大変良い物なのに、捨てられてしまうなんてとても勿体ないことだと思います。

この黒粕を甘酒や粕汁にした場合、色が茶色くなってしまうので、敢えてこの色合いを生かしてお洒落な食べ方を考えてくださった方もいらっしゃいます。同量のクリームチーズと蜂蜜を少々混ぜて、そこにバジル振ってクラッカーにディップして食べたそうで、感動的な美味しさだったとの事。甘酒や粕汁だけでなく、こんなお洒落な食べ方があるなんて、私も感動しました。『黒粕』が貴重な素晴らしい物である、と、多くの方に認知していただける世の中になるよう、私も微力ながらこれからも説明していきたいと思います。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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