皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！

今日は春分の日、お彼岸の中日という事で、お墓参りに出かける方もいらっしゃると、思います。午後からは天気が崩れてくるみたいなので、くれぐれも気を付けてお出かけください。

さて今日は、最近人気が高まっているウイスキーについてお話ししたいと思います。特に国産ウイスキーはジャパニーズ・ウイスキーと呼ばれており、世界中のウイスキーファンから高い評価を得ており、私としても嬉しく思っています！そんなことから、ウイスキーに興味を持つ方が増えており、先日も『透明な色のウイスキー』についてご質問をいただきました。これは『ニューポット』と呼ばれるもので、いわば『ウイスキーの赤ちゃんです！』

皆さんがご存知のウイスキーと言ったら、琥珀色をした物が思い浮かぶと思いますが、実はこれもれっきとした『ウイスキー』なんです。『ニューポット』とは、ウイスキーを蒸留する『ポットスチル』に因んだ名前で、蒸留したての『新酒』の事なんです！無色透明でアルコール分は65〜70％位ととても高く、若く荒々しい風味をもっています。この段階ではウイスキー特有の樽の香りはありませんが、ホワイトオークなどの樽に詰められ熟成することで、やがて深い琥珀色とまろやかでこくのある味と香りをもったウイスキーとなるのです。

へぇ～！そうなんだ。と、思った方も多いはず・・・。このような『ニューポット』は通常、発売されることのない『門外不出』のウイスキーなんです。しかし、そのような『ニューポット』が、『マルスウイスキー』さんから発売され、一般の方でも味わうことができるようになりました。

『シングルモルト駒ヶ岳』や『岩井トラディッション』で知られるマルスウイスキーさんが、2016年11月、鹿児島県の津貫に新しく『マルス津貫蒸溜所』を開設したことを記念して、開設初年度の貴重なニューポットを数量限定で瓶詰致しました。しかも、今回は『ヘビリー・ピーテッド』という、とっても個性的な味わいのウイスキーなんです。

この『ニューポット』は、3年以上の樽貯蔵を経てからシングルモルトウイスキーの原型として世に送り出されるわけで、なんか！ロマンを感じますね～(笑)このお酒の味わい方は同量の水で割った『トワイス・アップ』がお勧めです。豊かに広がる甘味と余韻が、将来できるウイスキーの片鱗をうかがわせます。樽での熟成を経て、将来、世に出て来た完成品との飲み比べができたら・・・、なんてことを考えるだけでも、ワクワクしてしまいます。

本日も、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

マルス津貫蒸留所2017『ニューポット・ヘビリー・ピーテッド』
60度　250ml　2,000円 （税別）

『予想を裏切る旨さ！ブラックニッカ・クロスオーバー』
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追記しました１１月１１日　『ブラックニッカ・ブレンダーズ・スピリットの魅力を探る』
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