店主の独り言

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2018.05.23
『芋焼酎の名前に付けられている色には、どのような意味があるのか?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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今月、鹿児島のさつま無双さんから限定芋焼酎『黄色もぐら』が入荷しました。黄色いもぐら?黄色って何?とお客様からよく聞かれます。そこで今日は焼酎の名前に付けられている色についてお話ししたいと思います。

本格焼酎と一口に言っても、麦、米、芋、蕎麦、黒糖、など、実に様々ですが、中でも芋焼酎の銘柄には、白や黒、赤や紫といった『色』を付けたものが多いんです。多くの方がご存知の『黒霧島』や『赤霧島』などが、その代表的なものです。

一番目にする機会の多い色が『黒〇〇』と言った『黒』です。中には、『白〇〇』とうたっている商品もありますが、この『黒や白』は、焼酎を造る際に使用する『麹菌』を意味していることがほとんどです。一般的には『白麹』を使う蔵元が多いのですが、特徴ある味わいを出すために『黒麹』を使い、白麹のお酒と差別化するため、あえて『黒〇〇』と言った名前を付けています。

また、『赤』や『紫』を名前に付けている場合は、『芋の種類』を意味していることが多く、『赤芋』や『紫芋』を原材料にして造られていますが、原料芋に関係なく、甘さや香ばしさを連想させる『赤』やフルーティな印象の『紫』を用いていることもあります。因みに、先ほどご紹介した『赤霧島』の原料芋は、赤芋ではなく、『紫優(ムラサキマサリ)』と言う紫芋の種類なんですよ(笑)

例えば、私の店の人気芋焼酎『もぐら』を例にとってみると、通常の『もぐら』と季節限定の『赤もぐら』、そして今月限定入荷した『黄色もぐら』があります。通常品は、黄金千貫(芋)を原料に白麹で造られていますが、赤もぐらは『紅さつま』を焼いて造っています。そして、今回登場した『黄色もぐら』は、日本酒の醸造で使われる『黄麹』で造られた香りの華やかな芋焼酎です。

また、現在当店にある『紫』と名の付いた芋焼酎は、種子島の四元酒造さんの『紫育ち』です。種子島産の紫芋『種子島ゴールド』で造ったフルーティーな香りの芋焼酎です。

そして、鹿児島県の相良酒造さんでは、ゴールド、プラチナ、ルビーという宝石の名前の付いた限定芋焼酎をシリーズで出しており、焼酎の味わいを宝石のイメージで表した人気商品です。現在当店では『ルビー』の在庫が残りわずかとなっています。(ゴールドとプラチナは完売)今度は、どんな商品が出てくるのか楽しみです。

このように名前と中身の関係性を考えながら飲むのも、意外と楽しいかもしれませんね~!

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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