店主の独り言

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2018.06.05
『夏酒って、どんなお酒なの？』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る！』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です。ʅ(◔౪◔ )ʃ

関東地方でも今週にも梅雨入り宣言が出されるようですね。世間はそろそろ梅雨入りという事ですが、店内の日本酒冷蔵庫の中はすでに『夏真っ盛り』となっています！先月から入荷が始まった今年の夏酒もすでに20銘柄を超え、今月に入ってからも続々と入荷してきています。そのような中、ご来店いただくお客様からよく聞かれるのが『夏酒って、どんなお酒なの？』や『夏酒の味わいの特徴は何？』と言ったものです。

そこで今日は、夏酒について少しお話をしたいと思います。そもそも、『これが夏酒！』という定義はありません。暑い季節に美味しく飲めるように各蔵元が工夫を凝らして造ったお酒を総称して『夏酒』と呼んでいます。そしてその味わいは様々です。まず見た目の工夫では、爽やかな透明瓶やブルー瓶が多く、ラベルデザインも水玉模様やポップな絵柄などカラフルなものが多く見受けられます。見た目はとっても大切ですからね～(笑)

そして、肝心の中身も夏を意識した味わいになっていて、私の店では『3つのタイプ』に分けてご紹介しています。１．スパークリングワインのようにシュワっとしたガス感が楽しめるガス入りのタイプ、２．スッキリとした飲み口と清涼感のある後口が楽しめるタイプ、そして、３．ガツンと呑み応えのあるタイプです。

まず一つめ。暑い時こそさっぱりとした清涼感が欲しくなります。そんな時には、プチプチ、シュワシュワとしたガス感のあるものがいいですね～。『奥・夏かすみ吟醸』はプチプチとした微発泡の辛口タイプです。『武勇・活性にごり』は瓶内のガス圧が強く、開けるには注意が必要です。

二つめは、スッキリさっぱりとした味わいのお酒です。ガスの入っている日本酒が苦手な方にはこのタイプがお勧めです！茅ヶ崎の蔵元・熊澤酒造さんの『天青・夏純米吟醸』はまさに湘南の潮風のような爽やかな飲み口です。青い瓶・ポップなラベルの当店オリジナルの『猫八・夏バージョン』は爽やかな柑橘系の香りが楽しめます。

最後は、暑い時だからこそ、しっかりとした飲み口のお酒が味わいたいという方にお勧めのお酒です。オンザロックがお勧めの『賀儀屋・旨口にごり』はバーベキューや味の濃いお料理との相性も抜群です。がっつり食べて飲んで、スタミナアップして暑さを乗り越えましょう！また冷たい物の取り過ぎで胃が弱っている時には、ぬるめのお燗酒がお勧めです。『杉勇・夏純』がほっこりと癒してくれますよ(^_-)-☆　

このように『夏酒』と言っても、実に様々な味わいのお酒がありますので、今年の夏はその時の気分に合わせて、色々と楽しんでみてはいかがでしょうか？

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。