店主の独り言

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2018.10.22
『国産ラム酒・ルリカケスをご存知でしょうか?』

  • 店主の独り言

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です。ʅ(◔౪◔ )ʃ

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『ラム酒』と聞いて、どんなお酒を思い浮かべますか?サトウキビを原料とする、甘くて、アルコール度数の強いお酒!カクテルに使われたり、キューバが発祥で、カリブの海賊が飲んでいそうな・・・お酒。等々ですが、現在では、全世界中で造られています!

へ~、そうなんだ!と、思った方も多いと思いますが、実は、私たち日本でも『ラム酒』を造っているところがあるんですよ。小笠原諸島や沖縄の離島でも造られていますが、本日ご紹介する『ラム酒』は、奄美諸島の徳之島で造っている『ルリカケス』というラム酒です!

現在、NHKの大河ドラマ『西郷どん』の中にも登場する『奄美』では、昔からサトウキビの栽培が盛んで、芋焼酎ではなくサトウキビを原料とする『黒糖焼酎』を造っています。『黒糖焼酎』は米と黒糖を使うため『ラム酒』と名乗ることが出来ませんが、この『ルリカケス』は、黒糖100%で造られているため、正々堂々と『ラム酒』を名乗ることができるのです。

『ルリカケス』を造っているのは、奄美諸島の徳之島で黒糖焼酎を造っている高岡醸造さんで、主に『奄美』という銘柄を造っています。お付き合いを始めたのは今から20年くらい前で、その当時、国産のラム酒を造っている焼酎蔵があるという情報を聞いてすぐに、高岡さんご自宅に電話をしたのを覚えています。

丁度お昼休みの時間でしたので、運よく先代の社長さんと直接お話をさせて頂くことができました。茨城県の酒屋と言ってもピンと来ていなかったようですが、社長さんが『水戸黄門』のドラマが大好きだったという事で、水戸の酒屋さんならばいいでしょう!とお取引ができるようになったという、なんとも信じがたい幸運でした(笑)

高岡醸造さんの造るラム酒は、廃糖蜜から造るのではなく、精製された黒糖を使って造るので、口に入れた時の甘みが華やかで、後口に広がる香りがとても上品なんです。その綺麗な味わいから、パン屋さんの間で少しずつ評判となり、ラムレーズンを造る時の原料に選ばれるようになりました。焼きあがった時の香りが、外国産のラム酒とは比べ物にならないくらいに素晴らしいんだそうです。

他にも、梅酒や果実酒を作る時にこの『ルリカケス・ラム』を買い求める方が多く、砂糖を入れなくても甘い香りが出るのがいいんだそうです。もちろん、糖分ゼロですからね(笑)これからの季節は、お湯割りもお勧めです!島の方では、一年中お湯割りで飲む方もいるそうです。そういえば、以前、奄美大島の富田酒造さんにお邪魔した時にも、島の方は一年中お湯割りで飲む人が多いとおっしゃっていました。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

ルリカケス・ラム 40度 1800ml 3,600円(税別)

ルリカケス・ラム 40度 900ml 2,400円(税別)

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