- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です。ʅ(◔౪◔ )ʃ
最近では『熟成肉』『熟成魚』等のように、『熟成〇〇』というものがたくさん出回っていますが、皆さんは『熟成』と聞くと、生産者や造り手が味わいをよくするために、意図的に熟成させたものであると想像されるのではないでしょうか。
では、日本酒の『熟成酒』に対しては、どのようなイメージを抱かれるのでしょうか?
多くの方が、熟成香など独特の味や香りを連想されると思いますが、しっかりとした温度管理のもとで貯蔵熟成されたお酒は、まさに完成された逸品です。寝かせることで、アルコールの角が取れて、新酒では味わえない柔らかな口当たりと深い味わいを楽しむことができます。
今回は、様々なタイプのお酒造りに挑んできた、愛知県の山﨑合資会社さんから、とっても貴重で珍しい三種類のお酒が入荷してきたので、ご紹介したいと思います。『奥』や『山﨑醸』のブランドで知られる同蔵元では、スパークリングや全量にごりを始め、様々な味わいのお酒造りに取り組んできています。
その中でも、この度入荷してきた三種類のお酒は、同じ素性(スペック)を持つお酒を様々な方法で貯蔵熟成させることで、そのお酒の持つ魅力を引き出した逸品です。原料米には、60%に精米した地元産の酒米『夢山水』を使い、華やかな香りとしっかりとしたコクと旨味を持つ、アルコール度数18.5度の純米吟醸原酒に仕上げています。
写真の一番左手にあるものは、『奥・生熟成純米吟醸2016』という商品で、一切の熱処理を行わず、低温にて1年半熟成させました。とろりとした舌触りを持ちながらも爽やかな飲み口が楽しめます。続いて、2015の肩張りが付いた『奥・ヴィンテージ』は、一度火入れしたものを、低温で2年半熟成させたもので、芳醇で上品な香りが楽しめる贅沢な逸品です。
そして最後は、『奥・十年熟成』で、お燗酒には向かないとされてきた『奥』の殻を破った画期的なお酒です。一度火入れしたものを、蔵元内の冷蔵庫にてじっくりと熟成させることで、香りの奥に潜む旨味を引き出し、温めることで、さらに味わい深い旨さを醸し出してくれます。
同じお酒でありながらも、熱処理や熟成期間を変えることで、これほどまでに豊かな味わいを表現してくれる『奥』の奥深い魅力に感動すら覚えます!三者三様の味わいを楽しむもよし、飲み比べるもまた良し!のお酒です(笑)
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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