- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ
今日は『磐城壽』の銘柄で知られる、鈴木酒造さんについてご紹介したいと思います。鈴木酒造さんは、福島県浪江町の請戸漁港にほど近いところで酒造りを行っていましたが、先の東日本大震災を機に山形県の長井市に移られました。山形に移ってもなお『磐城壽』を蔵元の代表銘柄として現在も酒造りを続けています。
そんな鈴木酒造さんですが、実は、『磐城壽』と同じくらい人気のブランドがあるのをご存知でしたでしょうか?それが、『土耕ん醸』と書いて『どこんじょう』と読む、地元密着の銘柄で、『耕し手の農家さん』と、『醸し手の蔵元』が同じ心意気のもと、地域の風土と粋を表現することはできないかと、平成12年に生まれた銘柄なんです。
震災後しばらく造られませんでしたが、福島市の契約農家の丹野様の協力もあって、数年前からようやく再出荷することができるようになってきました。そして、本日ご紹介する『土耕ん醸』は、丹野様の土地からできた五百万石(65%精白)を使って山廃仕込みで醸した原酒を、一度だけ火入れして詰めた限定品となっています。しかも、ラベルは浪江時代に使用していた『黒ラベル』を復活させていますので、『土耕ん醸』ファンの方には朗報ですね~。
そして、熟成をテーマにした『磐城壽』のフラッグシップモデルともいえるのが『磐城壽・あかがね』です。熟成から生まれる円熟味を表現した『銅色』のラベルが独特の雰囲気を醸し出しています。ぬるめのお燗から熱燗まで、幅広い温度帯で楽しむことができる逸品です。
最後に、『磐城壽』ブランドの『隠れキャラ』的存在なのが、平仮名で『ことぶき』と書かれたラベルの季節限定酒『ことぶき・中汲み純米原酒』です。熟成酒が主体の蔵元の中で、搾りたての新酒におりを絡めた状態で瓶詰めした数少ない本生タイプのお酒です!爽やかな口当たりの中にも上品な甘みと旨味を感じる味わいは、請戸漁港で『春告げ魚』と呼ばれていた『しらうお』をイメージして醸されています。
今日は、鈴木酒造さんを代表する三ブランドをご紹介させていただきましたが、山形に移ってから新たに『一生幸福』と言う、これまた、おめでたい名前の銘柄が加わっています。『一生幸福』については、また改めてご紹介させていただきたいと思います。
本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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