- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ
『テロワール、アッサンブラージュ、カーヴ』と聞くと、フランスのシャンパーニュのワイナリーが思い浮かびますが、これは群馬県の太田市で日本酒を醸す蔵元『島岡酒造』様を表現した言葉なんです!
島岡酒造さんの代表銘柄と言えば、お燗酒ファンならば誰もが知っている『群馬泉』です。その蔵元を表現した言葉がどうしてフランスの、しかもシャンパーニュなのか・・・?と不思議に思うかもしれませんが、それは島岡酒造さんの酒造りに対する姿勢そのものを見れば納得してしまいます。
東京駅や横浜赤レンガ倉庫と同じ赤レンガ造りの勇壮な煙突が目印の蔵元内には、ハーブや季節の花々が咲き乱れる中庭があり、白壁の仕込み蔵が回廊のように立ち並んでいます。その土地の水、空気、そして地元産の酒米『若水』を使い、天然の乳酸菌とともに醸す山廃造りの酒造りが島岡酒造さんの酒造りの根幹となっており、まさにその土地の風土『テロワール』を大切にしています。
そのようにして生み出されたお酒を『貯蔵熟成(カーヴ)』させ、社長でもあり杜氏でもある島岡さん自身による『調合(アッサンブラージュ)』によって、奥深い味わいの群馬泉が生まれてきます。
その島岡酒造さん渾身の逸品が、本日ご紹介する『群馬泉・淡緑』の本生バージョンなんです。地元産の酒米『若水』を50%まで磨いて醸したこの酒は、通常は一度火入れ(熱処理)して熟成してから出荷されるのですが、今回は搾りたての状態で瓶詰めされています。爽やかな香りと上品でふくよかな旨味を持つこの酒は、一年に一度だけの贅沢な逸品です。
ちなみに、酒の名前となっている『淡緑』ですが、日本刀好きだった社長の御祖父さんが源義経の愛刀『薄緑』になぞらえて命名されています。詳しい説明は、瓶の裏ラベルに記載されていますので、興味のあるかは是非ご覧ください。
今日は、群馬県太田市の蔵元『島岡酒造』さんの限定品をご紹介させていただきました。造り手の想いや風土、風味をお楽しみいただきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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