店主の独り言

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2019.04.30
『茨城県のお酒を水系ごとにご紹介します』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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平成最後となる今日は、雨模様の生憎のお天気ですが、これから実家へ帰省される方が地元のお酒をお土産にと、お買い求めににご来店いただいています。茨城県は良質で豊富な水があり、県内の各地には沢山の造り酒屋があります。

茨城県の水質は主に『軟水』と言われていますが、茨城県内は『五つの水系』に分かれ、それぞれの水系によって水の味わいや性格が変わってきますので、造られるお酒の味わいにも関係してきます。県北から順番に『久慈川水系』、『那珂川水系』、『筑波山水系』、『鬼怒川水系』、『利根川水系』となっており全県にわたって酒造りが行われています。

それでは、それぞれの水系ごとに酒造りを行っている蔵元さんをご紹介して行きたいと思います。まず、一番北にあり福島県を源流に持つ『久慈川水系』は、八溝山などの山々に囲まれた地域です。代表銘柄『富久心』の椎名酒造さんは、山間の十王ダムの奥にあり、蔵のある裏山から天然の湧水を専用のパイプで蔵まで引き入れているそうです。『うらざかり』醸造元でもある常陸太田市の岡部酒造さんは久慈川の伏流水で酒造りを行っています。

次に、栃木県を源流に持ち水戸を流れる那珂川の『那珂川水系』には、『水府自慢10号』を醸す水戸の明利酒類さんや『一品』の吉久保酒造さん、大洗町の月の井酒造さんなどがあります。そして、県内五水系の中で、最も蔵元数が多いのが『筑波山水系』です。筑波山を中心に、『郷乃誉』や『山桜桃(ゆすら)』で知られる笠間市の須藤本家さんや、筑波山がラベルに描かれているつくば市の浦里酒造(霧筑波)さん、『渡舟』や『太平海』で知られる石岡市の府中誉さん等が酒造りを行っています。中でも石岡市は、石の丘と言われるように、硬い岩盤から良質の地下水がとれるそうです。

そして、栃木県を源流に持ち関東平野の真ん中を流れる鬼怒川の『鬼怒川水系』には、結城紬でも知られる結城市の結城酒造さんや武勇さんがあります。その先には、坂東太郎(ばんどうたろう)の異名を持つ利根川の『利根川水系』となり、県内全域に広がる五水系の恩恵を受けるように県内各地で様々なタイプの日本酒が生み出されています。

今日は、茨城県の地酒を『水系』ごとにご紹介させていただきました。蔵元が水にこだわるように、水系ごとのお酒を飲み比べてそれぞれの個性を楽しむのもいいですね!

本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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