- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ
先日の台風15号からの復興も未だ先が見えない状態の中、次の台風が発生したという気象情報を聞くと、いつ何が起こってもおかしくないなぁ~と、自然の脅威を改めて感じます。
東日本大震災の時もそうでしたが、電気や水道などのライフラインが途絶えてしまうと、普段当たり前のように使えてる電気、水道等が、いかに日常生活で大切なのか思い知らされます。特に飲食店さんや魚屋さんのような冷蔵庫を必要としている業者にとって、冷蔵庫が冷えなくなってしまうのは死活問題となります。せっかく仕入れた生鮮品が傷んでしまい、売り物にならなくなってしまいます。
酒屋の場合は、数日間の停電なら持ちこたえられますが、それよりも、地震の揺れによる瓶の破損の被害の方が深刻です。実際、私の店でも大量のお酒が棚や冷蔵庫から落ちて割れてしまいました。テーブルの上や棚のお酒が揺れて落ちるのは分かりますが、冷蔵庫の中に入っているお酒が扉を開けて飛び出してしまうなんて、実際に自分の目で見るまでは想像もしませんでした。
地震の揺れに伴って冷蔵庫内のお酒が揺すられて少しずつ前に移動し、最後には冷蔵庫の扉を押し開けて飛び出してしまうのです。まるで冷蔵庫の中で、誰かがお酒を押し出しているのではと思うくらい、その様子はとてもゆっくりで、スローモーションを見ているかのようでした。
そこで地震の揺れから冷蔵庫の中のお酒を守る対処法として、最も有効だったのが『一本のワイヤーテグス』でした。冷蔵庫内に日本酒の瓶の首の高さに紐を張ることで、お酒の瓶が冷蔵庫の中から飛び出すのを防いでくれるのです。使う紐はどんなものでも構いませんが、私の店では伸縮性と強度に優れ、瓶や人の手にも優しい『ワイヤー入りのテグス』を使っています。
震災後すぐにこの『ワイヤーテグス』を取り付けたお陰で、その後何度か大きい地震が起きていますが、1本も割れていません。地震直後はいろいろと気を付けていましたが、時間の経過と共に気が緩みがちになってしまっていると反省しています。今一度、気を引き締めて防災対策を行いたいと思います。まずは、お風呂のお湯を抜かないことと、予備の水をポリタンクに用意する事、それから・・・、考えたらきりがありませんが、用心することはとても大切です。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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