店主の独り言

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2019.12.21
『花泉酒造のロ万シリーズが花盛りです』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋『度胸で仕入れ、情熱で売る!』
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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今日は、一年を通して様々な味わいのお酒を醸す福島県の花泉酒造さんの『ロ万シリーズ』をご紹介したいと思います!福島県の南会津では圧倒的な人気を誇る花泉酒造さんですが、代表銘柄『花泉』は知っていても『ロ万』は知らないという方が意外と多いんです。

実は、花泉酒造さんでは吟醸酒以上の銘柄を『ロ万シリーズ』として販売しており、決められた販売店にだけ出荷しているので、『花泉』と『ロ万』がおなじ蔵元のお酒だと気づかない方が多いんです。

そんな『ロ万シリーズ』は、12月の『ゼロ万』から始まって、『一ロ万(ひとろまん)』と続き、春から夏へと旬の味わいのロ万が登場して、秋の『十ロ万(とろまん)』、『しもふりロ万』で、一年が終わります。

丁度今が、一年の変わり目の時期という事で、味わいの乗った『十ロ万』、『しもふりロ万』と、搾りたて新酒の『ゼロ万』、『一ロ万』が一堂に顔を並べており、まさに『ロ万の花盛り状態』なんです(笑)

ご来店下さるお客様からも、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます・・!と、言ったお言葉を頂きます。そこで、私はどのようにお飲みになるのか、お尋ねしています。というのも、例えていうなら、搾りたての新酒は『青いバナナ』、秋の円熟した味わいのお酒は『黄色いバナナ』だからです(笑)

新酒は搾ってすぐに瓶詰めされたので、個体差があるものの、一般的には味が若く、渋みや苦み、アルコールの強さがあるのが特徴です。もしそのようは若さが気になる場合は、栓を開けたその日のうちに飲み切るのではなく、冷暗所に保管して、数日かけて少しずつ飲んで頂けると、味わいが整ってきますので、新酒は『育てて飲んでください』とお願いしています。一方、秋のひやおろしのお酒は、熟成され味がまとまっていますので、栓を開けたてから、そのお酒100%の味を楽しむことができます。

ですので、ご宴会等で、その日のうちに1本全部飲み切ってしまうなら、秋のお酒を、じっくり育てて、味わいの変化を楽しむのなら新酒をお勧めしております。また、日々の晩酌用に味わいの乗っている秋のお酒を買い求め、搾りたての新酒は少しずつ酒の味わいが整うのを待ちながら味わうという、2本同時飲みも、今の季節ならではの楽しみ方ですね。

二本も冷蔵庫の中には入らない・・・、という方は、日陰の屋外倉庫、もしくは日の当たらない冷暗所に保管してみてはいかがでしょうか?寒さ厳しいこの時期ならではの保管方法です。ただし、各家庭によって状況が変わってきますので、そのような時にはお気軽にご相談ください。最善の方法をご一緒に考えたいと思います。

本日も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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