皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

昨日は雨や雷に強風と言った荒れた天気でしたが、そんな中、椎名酒造の椎名健次郎杜氏が自ら自家用車で出来立てほやほやの『富久心・さくら吟醸』を届けに来てくれました。早速ご紹介させていただきます。

ピンク色のラベルに大きく『にごり酒』と書かれたこの酒は、山田錦で醸した純米吟醸の無濾過生原酒です。毎年、桜の花が咲く頃に出荷されることから、通称『さくら吟醸』と呼ばれています。お酒の瓶に小さく『さくら吟醸』と書かれたシールが貼ってあるだけなので、気が付かない方も多いかもしれませんね~。

ちなみに、『春』や『お花見』をイメージしたラベルのお酒はたくさんありますが、『桜・サクラ』そのものを名前に使っているお酒は、ある意味潔い感じがします！え？なぜかって・・・、桜の時節が過ぎてしまったら途端に売れなくなる恐れがあるので、季節のお酒はネーミングがとても難しいんですよ～。

そんな、ある意味潔い『さくら吟醸』ですが、毎年この酒が出てくるのを楽しみにしている方が多い、当店の人気銘柄です。うっすらとおりの絡んだ見た目は春霞を思わせ、華やかな果実のような香りと芳醇な旨味、切れの良い後口が持ち味です。ピンク色を散りばめたラベルには『にごり』と書かれているため、どろっと濁っているお酒をイメージして購入を躊躇してしまう方が多いのですが、実は殆どにごっておらず、『滓絡み』『うす濁り』程度です。一度飲むとファンになる方が多いのも、この酒の魅力ですね。

今年は、コロナウイルスの影響から、お花見や宴席を控える方が多くなっています。それでも、花はいつものようにきれいに咲いてくれます。大勢でのお花見酒も楽しいですが、今年は一人静かにサクラの花を愛でながら、桜に因んだお酒を味わう・・・、こんな飲み方をしてみるのもいいですね(笑)

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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