- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ
今日の水戸は朝から雨風が強く、午後になってから一層ひどくなってきたように感じます。まさに春の嵐!と言ったところですが、昨晩の地震といい、新型コロナウイルスといい、今月は踏んだり蹴ったりの日々となっています。
それでも、各蔵元様からは今年の搾りたて新酒が入荷してきており、店内の日本酒冷蔵庫の中は新酒真っ盛り、といった状況です。この時期によく見かける搾りたてのうっすらと濁った状態の物を春霞に例えて『かすみ酒』というように表現することがありますが、皆さんは、出来立て、搾りたてのお酒には色がついているという事をご存知でしょうか?
よくお客様から聞かれるご質問の中にも、日本酒の色に関するものがあります。大抵は、保管温度や紫外線(太陽光など)による品質劣化にともなった変色に関するものが多く、まだ飲めますか?や飲んでも大丈夫ですか?などと言ったものです。
一昔前、淡麗辛口のお酒が一世を風靡した頃は、日本酒は『水のように無色・透明である』ものが美味しい酒と思われていた為、色の付いた日本酒は劣化した物であるとのレッテルを張られてしまったのだと思います。にごり酒や滓絡みのようなお酒も最近では市民権を得てきましたが、未だに日本酒は透明なものであると思っている方が多いいようです。
しかし、搾りたての日本酒は無色透明ではなく、ほのかに黄金色をしているのです!これは、一部の蔵元に限ったことではなく、多かれ少なかれ色がついています。その後、濾過などの工程を経て、皆さんがご存知の日本酒になっていくのですが、本来の味わいを残すために、蔵元様によっては、出来立ての色を調整することなくそのままの状態で瓶詰めするところも多くなっています。もし、お酒を飲む機会がありましたら、酒器に注がれたお酒の色に気を付けて見てください!
今日は、日本酒の色についてお話しさせていただきましたが、個人的には水のような無色透明のお酒よりも、若干黄金色がかった色合いの方が美味しく感じてしまいますね~!もちろん、劣化して色がついたものは論外ですけどね・・・。
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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