店主の独り言

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2020.04.16
『おなじお酒でも、ラベルや呼び名が違うのはどうして?』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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今週は、ジェットコースターのような天気となり、体調を崩している方も多いと思います。一方、日本酒の世界では今期の酒造りを終える蔵元が出はじめる中、早くも『夏酒』の第一陣が入荷し始めています。え!もう・・・、と、思われるかもしれませんが、近年は季節感の先取りで、5月の連休の前後から『夏酒』と言われるお酒が続々と市場に出回ってきます。

よくお客様からも日本酒のラベル表示に関するご質問を受けることがあります。特にこの時期は、『にごり』、『おりがらみ』、『無濾過』、『生酒、火入れ』などのお酒が並んでおり、『これらのお酒って、何が違うのですか?』と、よく聞かれます。

実は、同じお酒でも出荷や発売の時期によって呼び名が変わります。つまり、出世魚のように、蔵元様から出荷される時期によって、同じ銘柄のお酒でも呼び名が変わります。一般の方にとっては、とっても紛らわしいことですが、それが日本酒の旬の味わいという事なんですよ~。

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11月頃から酒造りが始まり、3月くらいまで新酒の時期が続きます。元は同じタンクのお酒でも、濾過や火入れ作業によって、にごり酒、うすにごり、おりがらみ、無濾過、生酒、生詰め酒、などと呼び名が変わります。

例えば、当店オリジナル日本酒、『富久心・純米吟醸原酒』を例にご説明します。1月の搾りたての時には、搾りたての滓の絡んだ状態のお酒『無濾過生原酒おりがらみ』として発売され、次に滓引きした後の春先には『生原酒』、そして一度火入れを行い夏以降に『生詰め原酒』の『ひやおろし』として出荷されます。呼び名は変われども元は同じお酒という事です。

他にも、季節感を表す表現として、以前は、『新酒』と『ひやおろし』、くらいのものでしたが、最近では、春酒や夏酒と言ったように、季節の変わり目ごとにその時の旬の味わいを出してきます。

今日は話が長くなってしまいましたので、『春酒』『夏酒』『秋酒(ひやおろし)』と言った、季節のお酒については、また機会を見つけてお話ししたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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