皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、初夏を思わせるような汗ばむ陽気となっています。これからの季節は、日本酒（以下、お酒）の保管方法に頭を悩ませることもしばしば。特に冷蔵管理の必要なお酒の場合は、冷蔵庫の中に入れなければなりません。ただでさえ冷蔵庫の中が一杯なのに、お酒を入れる余裕などありませんよ～！と、言う方も多いはず・・・。

そこで、今日は、お客様からよく聞かれることの多い悩み事『お酒を冷蔵庫の中で保管する時には、立てたままの方が良いのか？それとも、横に寝かせても良いのか？』についてお話ししたいと思います。

まず一升瓶はスクリューキャップの四合瓶（最近では打栓タイプの四合瓶もあります）と違って『打栓』なので、一度栓を開けてしまうと漏れる可能性があるので、縦置きがお勧めです。また、発泡性のあるお酒の場合、自分ではしっかりと栓をしたつもりでも、横に寝かせておくと、いつの間にか栓が抜けてお酒がこぼれて冷蔵庫の中が酒浸し、なんて悲劇に見舞われてします（涙）

そこで、一升瓶をどうしても立てて保存できないという場合は、四合瓶に詰め替えることをお勧めします。しかし、四合瓶も手元にない場合は、どうしたらよいのか？そんな時には、ペットボトルの空容器が利用できます。その際は、水（ミネラルウォーター）の容器に限らせていただきます。水以外の、お茶やジュースの入っていたものですと、お酒の味わいが変わってしまう可能性があるので、あまりお勧めできません。

それから、もう一つ、縦置きをお勧めする理由は『酸化による味わいの変化を防止』する為です。瓶を横に寝かせた時は、立てて置いた時よりもお酒が空気に触れる面積が多くなるため、より酸化しやすくなります。

ペットボトルや四合瓶に移し替える時も、できるだけ口きり一杯にお酒を詰めて、容器内の空気の部分を少なくすると良いですね。口きり一杯に入れた状態でしたら、横に寝かせても大丈夫です。ただし、先ほどもお話ししたように、最近は打栓の四合瓶も出回っていますので、スクリューキャップの四合瓶を使ってください。ペットボトルも2ℓや1.5ℓなどの大容量サイズよりも、500mlなどの小容量のペットボトルに小分けした方が便利です。

今日は随分と細かい話をしましたが、10日間くらいで飲み切ってしまうのであれば、酸化についてはそれほど気にする必要もないような気がしますが(笑)、より美味しく飲むためには、という事で、心の隅にでも留め置いていただければ幸いです。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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