店主の独り言

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2020.08.14
『蔵の定番酒、山形、秋田編』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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昨日の福島県に引き続き、今日は東北巡業、山形県と秋田県の蔵元様が造る定番酒をご紹介させていただきます。

まず初めにご紹介させていただくのは、秋田県境にほど近い、山形県遊佐町の杉勇酒造さんが造る定番酒です。1923年に創業し、霊峰鳥海山のふもとで、氷河に源を発する水で、生酛造りをはじめとした昔ながらの造りにこだわった、飲み飽きない味わい深い酒を醸しています。杉勇の酒は茨木社長の真面目で実直な人柄が反映された、しっかりした酒質のお酒です。

『杉勇・純米酒』は、地元産の美山錦を60%まで磨いており、純米吟醸と名乗ることもできるところをあえて純米酒とうたっています。この品質ながらもお手頃な価格から、困ったときの一本として購入される方の多い隠れた人気銘柄です。

『赤福助・超辛口生酛純米酒』は、杉勇酒造さんの技術の高さを表した逸品です!地元産の美山錦を55%まで磨き、生酛造りで醸した超辛口タイプの純米酒です。柔らかな口当たり、キレの良い後口、しっかりとしたコクと旨味、一見すると相反するように思えますが、絶妙のバランスでまとまった至高の味わいです。いずれも、冷や燗共に楽しめるお酒です。

続いてご紹介するのは、秋田県能代市の喜久水(きくすい)酒造さんが造る『縄文能代』です。現在お取引をしている県外の蔵元様の中で一番長い蔵元様です。今から約27年前、車で蔵元迄行ったときには、洪水などのアクシデントもあり片道10時間もかかってしまい、今では良い思い出となっています(笑)。

アイデアマンとして知られる平沢喜三郎社長は、旧奥羽本線のトンネルを買い取り、お酒の地下貯蔵庫にし、お酒の瓶を地元の新聞紙で包んで出荷するなど、斬新な取り組みを行っていました。その社長との会話の中から、現在も続いている『お酒を楽しむ会』がスタートしました。

蔵元の代表銘柄でもある『縄文能代』は、能代の街に眠る、まだまだ発掘されていない縄文遺跡に由来しています。スッキリとした爽やかな飲み口の中にも、ほのかな甘みと旨味が感じられる逸品です。また、機会がありましたら伺ってみたいです。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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