店主の独り言

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2021.08.25
『ひやおろしのお酒を保管する時に気を付けることは?』

皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ

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やっと涼しくなって、さぁ~これから『ひやおろし』を飲むぞぉ~、という気持ちになったと思ったら、週末に向けて30度越えの予報になっており、今年の夏はなかなかしぶとそうですね・・・(笑)

そんな中、各蔵元様からはひやおろしのお酒が続々と入荷してきており、店内の日本酒冷蔵庫の中は夏から秋へと変わりつつあります。そこで今日は、ご来店いただいたお客様からご質問の多い『ひやおろしの保管方法』についてお話ししたいと思います。

先日もお客様から『ひやおろしのお酒は冷蔵庫に入れた方が良いのですか?』とご質問を頂きました。その方は、とある酒売り場に於いて、『ひやおろし』が常温の棚に並べられていて、冷蔵庫に入っていなかった事に疑問を感じられたそうなんです。私は、『本来は冷蔵庫の中で保存するべきです!』と、ご説明させて頂きました。

基本的に日本酒は低温、冷暗所にて、保存管理されるのが好ましく、温度の高い所や陽の光や蛍光灯の光が当たるところに長期間置いておくと、本来あるべき味わいが変化してしまいます。

そもそも『ひやおろし』とは、春に一度だけ熱処理(火入れ)を行い蔵元内の冷暗所で貯蔵熟成させたお酒を、二回目の火入れをしないで、そのままの状態(冷えた状態)で出荷されるもので、俗に『一回火入れ』と言われる冷蔵管理が必要なお酒です。商品のラベルに『要冷蔵』と記載されているものもあります。当店はで生酒だけでなく火入れの酒も冷蔵庫の中で管理し、販売しています。

だからと言って、冷凍食品やお肉などを扱うように神経質になる必要もありません。持ち運ぶ間の一日、二日位であれば、心配するほどではありませんが、目安としては、瓶を触って温かくなっていなければ大丈夫です。

今の季節はまだ暑いので、持ち運ぶ際は、新聞紙で包んだり、保冷のバックなどを利用したりするとさらに安心ですね。車で運ぶ際には、エアコンの効いた車内に置いていただくのが良いと思います。その後、速やかに冷蔵庫に入れて頂ければ、問題ありません。

我々酒屋は、お酒がベストな状態でお客様のお手元に届けられるように、お酒にとって最良の環境を整えてあげることが大切だと考えます。それが、飲み手の方々に美味しいお酒を提供すことに繋がるからです!

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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