皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、太平洋に面した大洗町と日本海側の新潟県から今年の『ひやおろし』が入荷してきたのでご紹介したいと思います。

まず初めにご紹介するのは、昨年の12月よりお付き合いを始めてから初めての入荷となる『菱湖』の『ひやおろし』です。『菱湖（りょうこ）』は、通年商品の他に季節ごとに様々な味わいのお酒を出しています。福島県の有名蔵で酒造りを学んだベテラン杜氏を中心に地元若者たちとともに醸すこの酒は、上品な甘みを感じる芳醇旨口タイプながらも後口のキレがある飲み飽きしない味わいです。

本日ご紹介する『菱湖・純米大吟醸・備前雄町ひやおろし』は、シリーズの中でも時に人気の高い岡山県産の『備前雄町（精米歩合45％）』で醸した純米大吟醸を、一度火入れした後に蔵元内の冷蔵庫にて熟成させたお酒です。上品で柔らかな香りの中にも芳醇でコクのある甘みがバランスよく広がる極上の味わいが楽しめます。

因みに、『菱湖（りょうこ）』とは、人の名前で、蔵のある新潟市西蒲区に生まれた江戸後期の書家『巻　菱湖』にちなんで名付けられました。幕末の三筆と称された菱湖の書体は『菱湖体』と言われ、将棋のタイトル戦などにも使われる高級な駒に用いられています。ラベルにも菱湖と描かれていますが、あまりも達筆すぎて、初めて目にした方にとっては、なんて書いているのか分かりませんよね。

続いてご紹介するのは、水戸のとなり大洗町にある月の井酒造店さんの八代目蔵元が造る渾身の一滴『彦市・純米・秋あがり』です。『彦市』とは、初代、坂本彦市氏より代々襲名されてきた当主の名前で、地元『大洗産の米』『チヨニシキ（精米歩合65％）』を使って、蔵元の個性を感じ取ってもらえる月の井酒造の新ブランドとして名付けられています。

『日々精進』と『原点回帰』をテーマに、今季の酒造りから加わった石川杜氏の卓越した技術力が加わったことで、例年よりもしっかりとしたコクと旨味が感じられる飲みごたえ抜群の仕上がりとなっています。仕込みの数量が小さいために、販売量に限りがありますが、この機会に『8代目蔵元』の目指す味わいをお楽しみいただければ幸いです。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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