皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃﾁﾑﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

今日は、茨城県結城市の『武勇』さんから届いた『武勇 智仁武勇（ちちんぷいぷい）』の2021年醸造年度のおりがらみ無濾過生原酒と夏酒の『武勇酒蔵・特別純米原酒』をご紹介したいと思います。ご存知の方も多いと思いますが、武勇さんでは数年前から生酛造り等、酒造りに特化したブランド『武勇酒蔵』を立ち上げております。

まず初めにご紹介する『武勇 智仁武勇（ちちんぷいぷい）』は、今から3年前に登場した伝統的な『酵母無添加生酛造り』のお酒です。武勇さんは、すでに生酛での酒造りを行っていましたが、酵母を加えないで酒を造るという現代の酒造りでは考えられない製法で造った画期的なお酒です。酒蔵に住み着いている様々な微生物の力を借りて醸されていく様子は、まさに魔法やおまじないの世界です！

今回は地元産（筑西）の酒米『吟のさと』を中心に、五百万石や山田錦を使って醸しました。トロリとしてスッキリとした飲み口から、爽やかなミルキーのような旨味がひろがり、後口はスッキリとしています。そのままで味わうとほのかな甘みと優しい飲み口が感じられますが、少し温めることでその味わいはさらに芳醇さを増してきます。まさに、心を癒してくれる味わいのお酒です(笑)

酒名の由来は、江戸時代初期に乳母の春日局が泣き止まない赤ん坊の徳川家光に、『智仁武勇は御代のお宝』と言ってなだめていたと言われ、『智仁武勇』の部分が『ちちんぷいぷい』になったという説から取ったものです。

続いてご紹介するのは、キラキラと青く光るラベルが印象的な『武勇酒蔵・特別純米・瓶火入れ原酒』です。茨城県産の『ひたち錦（精米歩合65％）』を自家培養酵母で醸し、搾ってすぐに瓶火入れすることで、爽やかな飲み口とともに、ほのかなガス感が楽しめる暑い時にお勧めのお酒です。

そして、ラベル全体には縁起の良い青海波（せいがいは）の柄が描かれています。青海波は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波の文様に未来永劫へと続く幸せへの願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められています。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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