皆さんこんにちは！
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、『旭興』ブランドで知られる、栃木県の渡邉酒造さんより、スペシャルなお酒が入荷してきましたので、ご紹介させていただきたいと思います。第103回南部杜氏自醸清酒鑑評会の吟醸の部での主席や全国新酒鑑評会でも金賞を受賞するなど、高い醸造技術を持ち、根強いファンの多い蔵元ですが、毎年、新しいお酒を生み出すことでも知られています。社長兼杜氏の渡邊さんは、革新的でユニークな発想を持つ、熱血醸造家です。

まず初めご紹介するのは、一年に一度、限られた本数だけ発売される『旭興・おり酒』です。その名の通り、様々なお酒の『おり』だけをブレンドして造ったものですが、その『おり』の出所がすごいんですよ～！今回は、7種類の酵母を駆使し、精米歩合30％の大吟醸をはじめとした5種類のお酒のおりを混ぜています。社長曰く、こんな洒落たお酒があってもいいんじゃないかという事で、採算度外視で造っているそうです(笑)

続いてご紹介する『旭興 純米吟醸・無濾過原酒 Ver.6』は、蔵の人気商品『純米吟醸・無濾過原酒』を６号酵母で醸した特別版です。酵母の種類以外は通常の純米吟醸と同様のスペックとなっており、旭興ファンならば、一度は味わってみたい逸品です。通常のリンゴをおもわせる華やかで力強い香りとは違い、バナナや洋梨などを思わせる優しい香りと味わいが楽しめます。

そして最後にご紹介するのは、昨年まで販売していた『発泡性貴醸酒2021』の改良版『発泡性純米吟醸SAL』です。貴醸酒では『純米』表記ができない為に考えられた新商品です。ちなみに、『発泡性貴醸酒』は甘めですが、こちらは料理と合わせるため少しドライになています。

酒名にもなっている『SAL』とは、『Saccharomyces sake（清酒酵母）』、『Aspergillus oryzae　　（黄麹菌）』、『Lactobacillus.sakei（醸造用の乳酸菌）』の頭文字をとったものです。3種とも日本を代表する微生物で、日本酒はもとより味噌、醤油、漬物等にも使われている日本の発酵文化に欠かせない菌です。

蔵元曰く、乳酸由来の酸味と米・米麹の甘み、天然発泡のきめの細かい泡が特徴です。日本酒というよりは米シャンパンの商品です。『和牛に合う日本酒』をテーマにしたお酒で、日本酒が不得手であった、脂の多い肉や中華によく合うように設計しています。是非、この機会にお試しください。本日ご紹介して商品は、いずれも数に限りがあるため、品切れの際はご容赦願います。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

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