店主の独り言

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2022.10.21
『栃木県の旭興さんから二種類の限定品が入荷しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は『旭興』で知られる栃木の実力蔵『渡邊酒造』さんから届いた二種類の限定酒をご紹介したいと思います。様々な試験醸造行い、毎年のように新作が登場してくる旭興さんですが、今回はなんと！二つ同時の入荷となりました！

蔵元兼杜氏でもある渡邉さんの酒造りに対する情熱と真摯な姿勢は、まさに『日本酒マイスター』と呼ぶにふさわしい造り手です。しっかりとした技術を持ちながら、常に新しいことへ挑戦し続ける彼の造る酒には、毎回驚かされています。今回も今までになかった斬新なお酒が入荷してきました。

私の店では、『旭興』さんの根強いファンの方が多く、『旭興さん』のお酒と言うだけで迷わず手に取る方が実に多いんです。皆さん口々に『旭興さんのお酒には、外れが無いんだよね～』とか、『どれを飲んでも、安定感が抜群なんだよね～』と言っています。

現在、蔵元では夏ごろから冷蔵倉庫のあった場所に瓶詰め工場を新築しており、そのため長期熟成していたお酒の行き場が無くなってしまい、泣く泣く『旭興・純米吟醸　あまざけもと』の7年熟成酒を出荷することになりました。

『あまざけもと』とは、言い換えると『高温糖化山廃』の事で、高温で糖化させたもとに、乳酸菌を入れて強制的に山廃を造る方法の事です！過去に何度か商品化したことがあるので、旭興ファンの方なら一度は飲んだことがあるかと思いますが、そのお酒を低温で7年間も熟成していたとは、さすが！渡邊さんですね。蔵元曰く、アルコール度数17度の本格的な辛口タイプで、熟成が進んでいますので、ぬる燗から燗冷ましがお勧めだそうです！

そしてもう一つの新商品が『旭興・山廃純米・磨き六割五分』です。昨年は、山廃造りの研究をしていたそうで、今まであった『純米・磨き六割五分』をリニューアルして生まれたのがこの商品です。栃木県産の『ひとごこち（精米歩合65％）』と栃木酵母『ND』を山廃仕込みで造ったこの酒は、上品な甘みとキレのある酸味との絶妙なバランスが魅力です。常温から熱燗まで楽しめる懐の広いお酒です。