店主の独り言

blog

2022.10.24
『夜明け前から誕生50周年記念酒が登場しました』

店主の独り言

お酒の学校・日本酒編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、当店でも安定した人気を誇る長野県の夜明け前（小野酒造店）さんから、夜明け前ブランド誕生50周年を記念した限定酒が入荷してきたので、早速ご紹介したいと思います。

当店で扱っている日本酒の中でも『夜明け前』はいざという時にとても頼りになる存在なんです。香りと味わいのバランスに優れていて、後口のキレも良いので、どなたが飲んでも『美味しい』と言って下さる安定感抜群なお酒なんです。みどりさんは、『純米吟醸のお手本のような酒』だといつも言っています。ですので、お酒の初心者の方からベテランの方(笑)、ご贈答のお酒としても安心してお勧めできる、本当に頼りになる酒なんですよ。

その夜明け前ブランドが誕生して今年で50周年を迎えるという事で、この度『夜明け前山恵錦純米大吟醸』が記念酒として発売されました。小野酒造店さんとお取引を始めてから約30年が経ち、今では当店を代表する人気銘柄となっています。

日本酒『夜明け前』は、今から50年前、文豪島崎藤村生誕百年の年には誕生しました。当時『夜明け前』の名を酒名に付けるにあたり、藤村の嫡子『島崎楠雄氏』と次のような約束を交わしたそうです。

『夜明け前の名を付けて販売するについて約束して欲しい、命に代えても本物を追及する精神を忘れることなく、一生を通じて味にこだわって営業して欲しい。私は商売や酒造りのことは良くわからないが、天下の「夜明け前」として堂々と日本酒をご愛飲されている方のために真心を伝えて頑張り、酒を通じて世の中に貢献して行って欲しい』

小野酒造店さんでは、この言葉を胸に50年を歩んでこられ、またこれからも本物を追求していくそうです。それでは、今回発売された記念酒をご紹介したいと思います。

『夜明け前　山恵錦純米大吟醸』は、一言で表現すると、『高級ブドウのような香りと後口のキレ、食事と相性の良い純米大吟醸』です！長野県独自の新品種酒米である『山恵錦（精米歩合40％）』で醸した純米大吟醸で、『山恵錦』の特長である口に含んだ時のなめらかさと後口の綺麗さが感じられます。

清都杜氏曰く、純米大吟醸酒は華やかな高い香りでほのかな甘みのあるお酒が多い中で、山恵錦純米大吟醸酒は、特別な酵母を使用し穏やかな高級ブドウの香りと切れのある後味でのど越しの良い辛口酒に仕上がりました。夜明け前ブランドの中でも新しいタイプで、食事との相性が特に良いそうです。

私も実際に飲んでみて、代表銘柄でもある『純米吟醸　生一本』よりも香りと甘さが控えめですが、後口のキレが良く、ついつい次の杯が進んでしまう飲み飽きしない味わいでした。是非、皆様にも楽しんで頂きたいと思います。以前のブログでもご紹介した小野酒造店さんとの出会いについては、下記のアドレスをご覧になってください。

liquor-shop-kinase.co.jp/2016/07/17/201607-article_17-html/

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。