- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔ )ʃ
今日は、地元茨城県において、今注目の蔵元から届いたしぼりたて新酒をご紹介したいと思います。
まず初めにご紹介するのは、今年の秋から新しくお付き合いが始まった石岡市にある銘酒『白菊』を造る廣瀬商店さんのしぼりたて新酒です。廣瀬商店さんは1805年(文化二年)に、霞ヶ浦にそそぐ恋瀬川のほとり、西に筑波山を望む高浜の地に創業しました。酒造りに適した寒冷な土地と、筑波山水系の良質な地下水に恵まれ、地域の皆様に親しまれています。『永きにわたり飲み続けてもらえる酒づくり』をモットーに、変わらず、奇をてらわず生活の一部として溶けこむ『飲み飽きしない味わいの酒』を造る蔵元様です。
現在は、八代目蔵元の廣瀬慶之助さんの元、少量高品質な酒造りを行なっています。また、杜氏の久保田通生さんは常陸杜氏にも認定された注目の造り手なんですよ。代表銘柄の『白菊(しらぎく)』は、全量、契約農家栽培米使用を使用するなど、常に進化を続けています。
本日ご紹介する『白菊・初しぼり』は、茨城県産の『虹のきらめき(精米歩合70%)』と7号酵母で醸した原酒を、一切加熱処理せずに味と香りをそのまま詰めた逸品です。爽やかな香りと芳醇な味わいが楽します。
合わせて、おりを絡めた『にごり酒』の生原酒も特別に造っていただきました。当店だけのオリジナルです。濃醇な中にも旨みと甘みをもち、トロリとした口当たりが楽しめます。さらに今回は、6代目蔵元が収集していた貴重な和紙を使ってオリジナルのラベルを作っていただきました。名前は聞いたことがあっても、実際に味わう事が難しい実力派蔵元の新酒を、この機会にお楽しみください。
続いてご紹介するのは、ブランド立ち上げから3年目を迎える『真上(シンジョウ)』の搾りたて新酒『真上・純米 Casual-Modern 直汲み生』をご紹介したいと思います。
ひな祭りやサクラの名所で知られる真壁(現在の桜川市)にある村井醸造さんが、昨年から新たに立ち上げた新ブランドです。ベテラン南部杜氏の指導のもと、若き蔵人(薄井卓二)さんが、特別純米酒と純米吟醸の二種類を醸しています。
酒名にもなっている『真上(しんじょう)』には、真壁の町を盛り上げていきたいと言う蔵元の想いが込められており、題字の赤い丸は、筑波山から上りゆく朝日をイメージしているそうです。新緑の筑波山から黄色やオレンジに紅葉した筑波山をイメージしたカラフルなラベルが目を引きます。
今年の秋に登場した『真上・純米Neo Classic』に続く新酒第一弾は、『真上・純米 Casual-Modern 直汲み生』と名付けられ、白のフロスト瓶に白を基調としたラベルデザインとなっており、雪化粧をした筑波山を連想させてくれます。
茨城県産の酒米『ひたち錦(精米歩合65%)』で醸した純米酒を搾ってすぐに瓶詰めすることでかすかなガス感が楽しめます。蔵元曰く、甘味と酸味がしっかりとした味わいの中にも新酒らしい荒々しさ覗かせ、濃醇なラムレーズンを思わせる。との事・・。さらに、濃厚な味付けのホワイトシチューやスパイシーな鍋料理との相性がいいそうですので、是非お試しください。
今日は、近年酒質の向上が目覚ましく、酒通の間でも評判が高い、二軒の蔵元から届いた今年のしぼりたて新酒をご紹介させていただきました。
最後になりますが、白菊の廣瀬商店さんは先日開催された茨城県清酒鑑評会において、『吟醸酒の部』と『純米吟醸酒の部』の両部門で最高賞となる『茨城県知事賞(金賞)』を受賞されました。ちなみに、一つの酒蔵が両部門の県知事賞を同時受賞するのは初めてのことだそうです。広瀬社長、久保田通生杜氏、おめでとうございます!
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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