店主の独り言

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2023.01.04
『日本酒に付いている商品札はみどりさんの手作りなんですよ』

『日本酒に付いている商品札はみどりさんの手作りなんですよ』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔

 

昨年末に入荷して来たお酒も少なくなり、店内の日本酒冷蔵庫の中も大分寂しくなってきました。お客様からは心配の声を掛けられることが多くなってきましたが、ご安心ください、これから新春の初荷分のお酒が続々と入荷してきますのでもうしばらくお待ちください。

 

さて今日は、店内の日本酒に付いている商品札について少しお話ししたいと思います。私の店では日本酒にそれぞれ商品の説明を書き記した札をお酒の首にかけています。以前のブログでもお話しした事がありますが、この商品説明書きは、お客様の為であると同時に実は私たちの為でもあります。

 

みどりさん曰く、この商品札を書くために、そのお酒の酒質はもとより造り手の想いなど、その商品について調べ、そして札に書くことで、忘れずにきちんとお客様にお伝えすることができるのだそうです。正直なところ『忘れずに』ってことが一番大きい理由です。最近は忘れっぽくなっていますからね~(涙)

 

その説明の中身は、お酒の銘柄、価格、原料米、精米歩合、アルコール度数、日本酒度、飲み頃の温度帯等、分かる限りすべて書くようにしています。そして、この商品説明札、最大のポイントが、香りと味わいを四つのグループにジャンル分けした『味わいの座標』なんです。これを表記した時には、とっても画期的なことだと思っていましたが、最近になってこれだけでは表現しきれないこともあると少しずつ分かってきました。

 

それが『甘み』なんです。最近のお酒は、甘みを感じるものが多く、酒造りの現場でもお酒の中に残る糖を数値化するなど、『残糖感』と言った表現も耳にするようになってきました。昔からスッキリとした『辛口の酒』、コッテリとした『甘口の酒』などと、日本酒の味わいを『甘口、辛口』と表現してきました。ですが、最近の『甘み』は、いわゆる『フルーティな香り』だったり、コッテリとは違うもっとストレートで分かりやすい『甘み』に変わってきているような気がします。

 

この以前にはなかったお酒の味わいの表現『甘み』が当店の商品説明書きにも必要になってきたのかもしれない・・・・、四つに分けた味わいの座標を新しく作り替えようかという話も出て、当店全社員で、と言っても3人ですが()、色々と話し合いましたが、現在の四つの味わいのジャンルに、『甘さの強弱』を組み込み、それを平面で表現するのは とても難しく、話し合いは紛糾しました()

 

その話し合いの内容をお話しすると長くなってしまうので、割愛させていただき、結論としては、味わい座標に、『甘み』を加えるのではなく、コメント欄に分かりやすいように書き加えることにしました。

しかし、せっかく作った商品の説明札ですが、日本酒には専門の用語が多いこともあり、始めて目にする方にはチンプンカンプンなものに思えてしまいます。そこで、商品の説明札の見方を分かりやすく説明した説明書を作りましたので、是非!ご来店の際にご覧になってください。日本酒コーナーのガラス面に貼っています。もちろん、私たちに声をかけてくだされば、丁寧にご説明させていただきますので、お気軽にどうぞ。

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

 

 

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