店主の独り言

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2023.02.13
『バレンタインギフトに壱岐の島の焼酎はいかがですか？』

店主の独り言

お酒の学校・焼酎編

皆さんこんにちは！

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る！】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です！ʅ(◔౪◔ )ʃ

今日は、本題に入る前に一つご報告がございます！ご存知の方もいるかと思いますが、昨日2/12に千葉県の幕張メッセで『ワンダーフェスティバル2023冬(通称ワンフェス)』が開催され、なんと！その会場に当店のオリジナル日本酒『猫八』のラベルデザインを立体化したフィギュアが展示されました！当店にも飾ってありますので、是非間近で見てください。『猫八』フィギュア化に関しては過去のブログにて掲載していますのでそちらをご覧ください。

liquor-shop-kinase.co.jp/2022/08/20/20220820-article_20/

それでは本題に戻りたいと思います。今日はバレンタインデー直前企画として本格焼酎好きの方にお勧めの壱岐の島の麦焼酎とクラフトジンをご紹介したいと思います。

壱岐麦焼酎は、麦焼酎発祥の地として知られる壱岐の島で500年もの歴史を持ち、伝承される大麦2/3、米麹1/3の原料割合で仕込み、麴には原料の旨味をふんだんに引き出す事ができる黒麹を使用し、昔ながらの常圧蒸留で仕上げています。

まず初めにご紹介するのは、壱岐の島の中でも『本格派の熟成焼酎』で定評のある天の川酒造さんが造る麦焼酎です。社長兼杜氏でもある西川さんが、ほとんどお一人で麦焼酎造りを行い、麦の香りと味わいがしっかりとお酒に残る常圧蒸留にこだわり、タンクや樽などを駆使し、様々な味わいの焼酎を生み出しています。本格焼酎の中でも長期熟成する事で旨味が増して美味しくなるといわれているのが麦焼酎です。

蔵元の代表銘柄は蔵元名にもなっている『天の川』なんですが、もう一つ、蔵元こだわりの商品が蔵元の創業者でもある『西川卯八』さんの名前から命名された『天の川・卯八（うはち）』です。

『天の川・卯八』は、黒麹で仕込み、常圧蒸留した原酒を蔵元内の貯蔵庫で3年以上熟成させた商品で、これほどまでに手をかけているにも関わらず、お値段はとってもリーズナブルなんですよ！そこには、造り手でもある西川さんの『毎日飲んでも飲み飽きしない酒を造りたい』と言う思いが込められています。因みに、西川さんは一年を通して『お湯割り』で愛飲しているそうです。

また、『平成30年福岡国税局酒類鑑評会』においては長期貯蔵の部で『金賞』を受賞するなど、『香りは芳醇、上品、熟成香』、『味わいは、濃醇、なめらか、きれい、適度な甘さ』と専門家の間でも高い評価を得ています。更に、蔵元渾身の一滴が、23年熟成の麦焼酎『しめの尾2000年25度』です。まさに、柔らかなコクと旨味が広がる、飲むほどにクセになる味わいです。

続いてご紹介するのは、当店でも大人気のシェリー樽5年熟成の麦焼酎『無一物』の蔵元、壱岐の蔵酒造さんがＳＤＧｓの取組の一環で造ったクラフトジン『JAPANESE IKI CRAFT GIN KAGURA 40度』です。壱岐焼酎に壱岐産のボタニカルを漬けた麦焼酎発祥の地、壱岐ならではのクラフトジンです。味の配合やボタニカルの選定には、壱岐リトリート海里村上の料理長とソムリエにもご協力いただいています。

今回のボタニカルには、アスパラ、イチゴ、木の芽、柚子、橙、はちみつ、モリンガ、ウニの殻、海里村上の温泉成分の結晶、と言った壱岐ならではの素材ばかりが使われています。さらに、『普段は捨てられてしまう食材を有効活用する』ことと、『和食とのマリアージュ』の2つのこだわりをもってボタニカルの選定を行っています。苺のフルーティな香りの中に、キレのある柑橘の香りとスパイシーさが感じられます。

『壱岐リトリート海里村上』のソムリエ、大場裕二さん曰く、のオススメのペアリングは、天ぷら、刺身だそうです。ベースとなる壱岐焼酎特有の米由来の優しい甘み、フローラルないちご、柑橘類の爽やかさ、ハーブのような苦味を醸すアスパラ、モリンガ、温泉の成分、スパイシーな風味の木の芽、ウニの殻からでる磯の香り、そして一番のこだわりは、はちみつです。壱岐で育てられるニホンミツバチのはちみつを使用しており、全ての素材の香りを一つに包み込む華やかな香りで彩りを加えてくれます。食事に合わせる場合はソーダ割にし、風味を立たせて飲むのがオススメです。