店主の独り言

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2023.07.16
『栓を開けた日本酒は、いつまでに飲み切るのが良いのでしょうか?』

『栓を開けた日本酒は、いつまでに飲み切るのが良いのでしょうか?』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ

 

昨日から三連休と言う方も多いと思いますが、この連休中は特に気温が高くなるそうなので、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。気温が高くなるこの時期の心配事と言えば、日本酒の保管だと思います。

 

せっかくのお酒も保管方法によっては、美味しさが損なわれてしまいますからね・・・。また、これからの時期に特に多いご質問が『日本酒の賞味期限』についてです。日本酒には、そもそも賞味期限と言うものはありませんので、その代わり、一度、栓を開けてしまった日本酒はいつまでに飲み切るのが良いのか? という事についてお話ししたいと思います。

 

まず初めに、日本酒には『火入れ』と言われる熱処理を行う作業があり、その回数によっても、お酒の味わいが変化するスピードが変わってきます。『火入れ(熱処理)』には一回と二回あり、二回火入れをした酒は、常温保存可能で、味の変化も緩やかです。一方、一回だけ火入れをした酒(『生詰め』『生貯』)は冷蔵管理が必要で、味の変化のスピードは二回火入れよりも速くなります。ちなみに、夏以降に登場してくるお酒に『ひやおろし』がありますが、その『ひやおろし』のお酒は、一回火入れです。

 

そして、一回火入れも、二回火入れも 開封後何日までに飲み切らなければ・・・、という具体的な事を申し上げるのはとても難しいのです。お客様としては、その所が一番知りたい所なのだと思いますが、お買い上げされ開栓したお酒がどのような場所(冷蔵庫、常温の室内)に置かれて、瓶の中のお酒の残量等、様々な条件によってかなり変わって来るので、一概には言えないのです。ちなみに、冷蔵庫管理の場合は、栓を開けて10日から14日くらいまでに飲み切るのがよろしいかと思います。

 

曖昧な表現で大変申し訳ないのですが、そのお酒を飲み進めていく中で、ある時ご自分で『美味しくない』もしくは、『今までと味が変わったな~』と感じた瞬間が、そのお酒の賞味期限と言っても良いのかと思います。ただし、美味しくないと感じたとしても、お酒が『腐ってしまったり』『飲めなくなってしまった』という訳ではありませんので、その際は料理等に使って頂ければ良いと思います。

 

ちなみに、一度も火入れをしていない『生』のお酒は、冷蔵管理は当然の事、味の変化のスピードも更に速いです。にごり酒やおりの絡んだお酒は特に注意が必要となります。ただし、これも生酒の種類、購入時期等によっても、その期間がそれぞれに違うので、一括りではお話しできません。はっきりと断言できなくて申し訳ないのですが、飲んで頂いて、ご自分の舌で実感していただけたら・・・と思います。当店では、購入の際に飲みきりの時期などもご説明していますので、お気軽にご相談ください。

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

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