- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ
磐城壽で知られる山形県の鈴木酒造店が仕掛ける新企画商品『×(クロス)シリーズ』の第一弾『クロスシリーズ 鈴木賢二×磐城壽』が遂に登場したので、早速ご紹介したいと思います。
現在、日本中には様々な味わいやスタイルの日本酒があります。同じ米を使っても水や気候風土の影響を色濃く受けて、それぞれの酒蔵の味になるのが日本酒です。また、同じ蔵でも杜氏が替わると味も変わるといわれます。もちろん、蔵元の想いが味わいに反映されるのは当たり前のことですが、誰しもがより良い酒、うまい酒を、と願う気持ちは同じです。
そのような、多種多様な日本酒が存在する中で、今までにない新しい磐城壽は出来ないかという想いから生まれたのが、本日ご紹介する『×(クロス)シリーズ』なんです!鈴木酒造店に縁のある方に実際に蔵に来て頂き、仕込み配合の作成から仕込み・醪管理から酒になるまでを蔵元と一緒に行うという企画です。人と人、技と技が交わり(クロスし)、掛け算のようにより大きなモノを生み出されるのを期待しています。
また、クロスシリーズの企画名は、〇〇〇×磐城壽の「×」を「かける」ではなく、「クロス」と読ませています。原則浪江町産コシヒカリを使用することで、あとはお任せで行っていくそうです。
シリーズ第一弾となる『鈴木賢二×磐城壽』は、福島県から世界に羽ばたく、日本酒の神・鈴木賢二先生にお願いすることになりました。その鈴木賢二先生が、酒質の設計、仕込み配合の作成、麹菌・酵母の選択、仕込み、醪管理までを通して行った純米吟醸です。鈴木賢二先生ご自身も初めての試みでしたが、これぞ鈴木賢二先生という仕込み配合、仕込み方、水の管理で蔵元としても新しい気付きや学びを得る良い機会だったそうです。出来上がったお酒は、バランスのよい香りと、上品な甘みと旨味、後口の爽やかさが感じられる仕上がりです。
ここで、先ほどから登場している鈴木賢二先生についてご紹介したいと思います。昨年までの全国新酒鑑評会において、福島県の金賞受賞数9年連続日本一は記憶に新しい所ですが、その陰の立役者が、鈴木賢二先生なんです。福島県の日本酒醸造における中枢とも言える
福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センターの元副所長で、現在は退官し、福島県酒造組合の特別顧問となっています。また、ハイテクプラザ時代には、醸造・食品科にて独自の『福島流吟醸酒製造マニュアル』を作成し、福島県の酒質向上に精力的に貢献されました。
最後に、鈴木賢二先生からのメッセージをご紹介したいと思います。
『このお酒は、鈴木酒造店の専務であり、かつ鈴木チルドレンの一人である鈴木荘司くんの発案で企画されました。酒質設計・醪の管理指導はすべて私鈴木賢二が請け負いました。その他の条件として、原料は地元浪江町産の「コシヒカリ」精米歩合60%、しかも米の形に精米する“扁平精米”総米360kg仕込みです。せっかく私が酒質設計を任されるのですから、私の好みのタイプというのは当たり前です。そこで、福島県産酒の特徴「芳醇・淡麗・旨口」をコンセプトとしました。フレッシュでマイルド、そしてキレイな味わいのお酒が誕生しました。肴としては、個人的には、白魚の刺身にぽん酢をかけた物が合いそうな気がします。』
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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