店主の独り言

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2023.08.20
『旬の酒、ひやおろしの取り扱い方法について』

『旬の酒、ひやおろしの取り扱い方法について』

皆さんこんにちは!

茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】

リカーショップキナセの店主

『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ

 

お盆を過ぎたと言うのに、今日も日中は30度を超える真夏日となっています。今年最初の『ひやおろし』も入荷してきて、さぁ~これから『ひやおろし』を飲むぞぉ~、という気持ちになれるかと思ったのですが、今年の夏はなかなかしぶとそうですね・・・()

 

それでも日本酒の世界は着実に秋へと移り、店頭には少しずつ『ひやおろし』を見かける機会が多くなってきます。そこで今日は、これからの季節にお客様からご質問の多い『ひやおろしの保管方法』についてお話ししたいと思います。

 

日本酒全般に当てはまることですが、基本的に低温、冷暗所にて、保存管理されるのが好ましく、温度の高い所や陽の光や蛍光灯の光が当たるところに長期間置いておくと、本来あるべき味わいが変化してしまいます。

 

そもそも『ひやおろし』とは、春に一度だけ熱処理を行い蔵元内で貯蔵熟成させたお酒を、二度目の火入れをしないで、そのままの状態で出荷されるもので、冷蔵管理が必要なお酒です。商品のラベルには『要冷蔵』と記載されているものもあります。それ故に、私ども酒屋は、少しでもお酒の品質が劣化しないよう、冷蔵庫の中で管理し販売しています。

 

だからと言って、冷凍食品や肉などを扱うように神経質になる必要もありません。持ち運びの目安としては、瓶を触って温かくならないくらいなら大丈夫です。今はまだ暑い日がありますので、もし持ち運びに長時間かかる場合は、保冷のバックなどを利用されるとさらに安心ですね。車で運ぶ際には、エアコンの効いた車内に置いていただくのが良いと思います。トランクは暑くなりますからね!その後、速やかに冷蔵庫に入れて頂ければ、問題ありません。

 

売り場によっては、『ひやおろし』の酒を冷蔵庫ではなく常温棚に陳列しているところがあり、それを見て、『ひやおろし』の保管方法(冷蔵か常温か)を迷ってしまう方も多いと思います。もしかしたら、その売り場は『ひやおろし』を仕入れてから売り切るまでの短期間なら、冷蔵庫ではなく、常温においても間題ないだろうと判断したのかもしれません。確かに短期間ならば、それほど心配はないのかもしれません。では、その短期間とはどのくらいの期間なのでしょうか? 23日、1週間、1か月、半年・・・その判断は難しいですね・・・。それぞれの考え方があるとは思いますが、私は酒屋に於いては、短期間、長期間に関わらず、お酒にとって最良の環境を整えてあげることが大切だと思っています。

 

今日は、これから味わいが増してくる日本酒『ひやおろし』の取り扱いについてご紹介させていただきました。旬の味覚と共に、旨味ののった味わいをお楽しみください。

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。

 

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