- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ
今日は、当店では初めてとなる広島県産酒、梅田酒造場さんが造る『本州一(ほんしゅういち)』の定番酒と今が旬のひやおろしをご紹介したいと思います。酒処として知られる広島県ですが、私の所ではなぜか?今まで取り扱いがありませんでした。別に意識して取り扱わなかったわけではありませんが、出会いがなかったのでしょうね・・・。
そしてこの度、縁あって広島県広島市安芸区船越にある梅田酒造場さんとお付き合いさせていただくこととなりました。1916年創業の梅田酒造場さんは、年間の仕込み量はわずか200石と言う小規模の蔵元様で、酒米・酵母・仕込み水を地元産にこだわって酒造りが行われています。地元、広島県内でそのほとんどが消費されており、県外出荷は二割程だそうです。
現在は、四代目社長のもと、杜氏の花田さんと共に二人の息子さんが蔵元を盛り上げています。蔵元の代表銘柄は『本州一』で、軟水の特長を活かし、穏やかな香りの中にも旨味と味わいを持ち、なおかつ後口のキレの良いお酒を醸しています。
原料米には、地元産の酒米『八反錦』や『中生新千本』を使い、中でも広島県の酒造好適米『千本錦』は、親の山田錦の良さを生かしつつも、丈が短くより早く熟すなど、地元の風土に合うよう改良が施された広島独自の酒米です(2000年に県の奨励品種となります)。酵母は、広島酵母の中でも、吟醸系の『広島1号酵母』や味わい系の『広島2号もみじ酵母』を中心に使っています。
本日ご紹介する、代表銘柄『本州一・純米吟醸無濾過生原酒』は、『千本錦(精米歩合60%)』と『広島吟醸1号酵母』で醸した純米吟醸の無濾過原酒を一度火入れして詰めたものです。青リンゴを思わせる華やかな香りが特徴で、程よいとろみとふくよかな旨味の中に上品な甘みがバランスよく感じられます。後口には、シャープな酸味が顔を出し、スッキリとした飲み心地が楽しめます。
一方の『本州一・ひやおろし純米』は、千本錦の親にあたる『中生新千本(精米歩合80%)』と味わい系の酵母『広島もみじ酵母』で醸した純米酒の原酒を一度火入れして詰めています。本州一の銘柄の中では、香りを押さえ米の味わいが強く感じられる仕上げになっています。さらりとした飲み口の中にも芳醇なコクと味わいが感じられ、お燗にすることでより一層味わい深い旨味が楽しめます。
今日は、当店初となる広島県の日本酒、梅田酒造場さんの『本州一』をご紹介させていただきました。この機会に是非、ご賞味ください!
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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