- 店主の独り言
皆さんこんにちは!
茨城県水戸市の酒屋【度胸で仕入れ、情熱で売る!】
リカーショップキナセの店主
『楽しい飲酒生活案内人』の木名瀬敦志です!ʅ(◔౪◔) ʃ
10月になっても『ひやおろし』の入荷ラッシュが止まりません!そんな中、熱狂的なファンが多い『ロ万シリーズ』から、秋の限定酒『しもふりロ万』が入荷してきましたので、早速ご紹介したいと思います。また人気の高い『十ロ万』も一緒に追加入荷しましたので、こちらもまだまだ楽しんで頂けます。
花泉酒造さんのある南会津では、朝夕ずいぶんと涼しくなり秋の気配が感じられてきたそうです。『ロ万シリーズ』は、福島県の南会津にある花泉酒造さんが造る純米吟醸クラス以上のお酒で、12月の新酒の時期に発売される『ゼロマン』から始まり、『一ロ万(ひとろまん)』、『花見ロ万』、『七ロ万』等と、季節に合わせて様々な味わいのお酒が出荷されています。
『十ロ万 純米大吟醸 一回火入れ』は、福島県の南会津にある花泉酒造さんの秋の限定酒で、原料米の精米歩合を変更するなど、酒質の向上を図ってきたこの酒は、昨年から純米大吟醸として生まれ変わっています。そのような蔵元の地道な努力の甲斐あって、『令和5年福島県春季鑑評会』において、最高賞である『県知事賞(夢の香の部)』を受賞しています。
この機会に、深みとコク、更にまろやかさが増してきた十ロ万をご賞味ください!まったりとしたコクのある飲み口と上品で穏やかな甘みが楽しめる、まさに豊穣の秋にぴったりのお酒です。
続いてご紹介するのは、秋が深まる頃に蔵出しされる『しもふりロ万』です。このお酒は春に出てくる『ロ万・かすみ生原酒』の一回火入れで、福島県産の『五百万石(精米歩合55%)』と『夢の香(精米歩合55%)』、『ヒメノモチ(精米歩合55%)』を、『うつくしま夢酵母』で醸しています。
うっすらと濁った、この二つのお酒は、出荷時期に合わせてそれぞれ別々の貯蔵管理が行われております。春の『かすみ生原酒』は、プチプチとした清涼感と柔らかな甘みがあり、一方の、一度火入れを行い熟成させた『しもふりロ万』は、とろりとしたまろやかな舌触りと、上品な甘みが楽しめます。因みに、この『しもふりロ万』という名前は、霜が降りた様を表現して名付けられています。
今日は福島県の南会津にある花泉酒造さんから届いた秋の限定酒を二つご紹介させていただきました。低温でゆっくり熟成されたことで、熟した葡萄のような円やかな甘味と、芳醇な果実感が感じられ、『もち米四段仕込み』ならではのロ万らしい旨みが広がります。それでいてスッキリとした切れのある後味は、初めて日本酒を飲まれる方にもお勧めできる一本です。
また、温度によってシャープな甘味から、ふくよかな甘み旨みへと、味わいの変化も楽しめるので、これからの季節は、お好みにあわせて是非お好きな温度帯で、そして、秋の味覚とご一緒にお楽しみ頂ければ幸いです。
今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうござました。
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